第14話 和解
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のは久しぶりだった。いやもしかすると初めてだったのかもしれない。
私に文句を言う人なんて数多い。両手で数え切れないくらい
でもあんなに真っ直ぐに私に文句を言ってきてた人は初めてだった
だから私も大人げなく言い返してしまった。
嬉しかった。でもそれよりも....悲しかった
え?悲しかった.......?
ふと自分の感情に疑問を思った
私は正論を述べただけ。間違ったことは言っていないはず....
じゃあなぜ....?あんなに激怒した彼を見て悲しかったの?
多分これも違う気がする......
『絢瀬会長は最近笑ったことありますか?』
『よっしゃっ!絢瀬会長のお誘い大成功だ!!』
あの時の彼の笑顔が.....私のせいで消えてしまったから?
これもちょっと違う気がする......
この答えはまだ出そうにない....
少し喉が渇いた....
今は夜11時過ぎた頃。私は真っ暗の中、キッチンへ向かった。
あ.....電気つけなきゃ
「ふんふんふんふ〜ふふん〜♪」
喉を潤した後、妹の亜里沙の部屋から鼻歌が聞こえてきた。
まだ寝てなかったのね....亜里沙は受験生なんだから勉強終わったらすぐ寝ないといけないのに何してるんだろう...
しかも亜里沙の歌っているこの曲は確か....
私はノックもせず、亜里沙の部屋に入る
「亜里沙」
「ん?あ、お姉ちゃん」
「貸して」
私は亜里沙からイヤホンを片耳借りて彼女たちの曲を聴く。
これからのSomeday......最近ネットにアップされた新曲
いつ見てもダンスも歌も素人同然だった。
これが人気あるなんて私は理解できない
彼女たちのどこがいいの?どこに惹かれるの?
「お姉ちゃんは...どうしてμ‘sのことが嫌いなの?」
「え?」
唐突の妹からの質問
「だって全然なってないもの。これでスクールアイドルなんて馬鹿げているわ」
「私ね...μ‘sを見ていると胸がカ〜って熱くなるの。一生懸命でめいいっぱい楽しそうで」
亜里沙....どうして彼女たちのことをそんなに..?
再度彼女たちのダンスを見る。
何度見ても同じだった。
でも....少し、楽しそうだね....
「お姉ちゃんに比べると確かにそうだけど...でも、すごく元気をもらえるんだ!明日も明後日もこれからも頑張ろうって!」
「............ぁ」
この時、私は彼女たち.....μ‘sの魅力に既に気づいていたのかもしれない
『俺は彼女たちのダンスに魅了された!歌に魅了された!前に進ん
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