第13話 条件と対立と
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せに!!」
.......やってしまった.....と、後悔した。
俺は初めてμ'sのライブを見たとき....こいつらなら出来る!
希望を感じたんだ。彼女達の想いはきっと伝わる
だから真っ向から希望を潰しに来る絢瀬会長が許せなかった。
もしかすると彼女も応援はしているのかもしれない、と淡い願いを持っていたにも関わらず...
彼女を泣かせてしまった
ちょうど絢瀬会長の後ろから亜里沙ちゃんが心配そうに様子を見ている
「亜里沙...もう帰るわよ。」
「あ....お姉ちゃん」
亜里沙ちゃんを置いて絢瀬会長はスタスタと先に帰ってしまう。
涙を拭っている様子は背中を向けていても理解してしまった
亜里沙ちゃんは俺達のところに行こうか絢瀬会長を追いかけようか迷った末に俺らの方に来て缶を渡してきた
俺と海未の手には『おしるこ』と書かれていた。
「大地さん...大丈夫ですか?」
「あぁ....俺なんかより..お姉ちゃんのところに行ってあげな」
俺はできるだけ笑顔を作り、頭を撫でてあげる
「うん!私はμ'sも笹倉さんも応援しています!」
そう言い残して絢瀬会長を追いかけていった
「大地.......」
俺を心配して海未は隣にやってくる
「海未...ごめんな...女の子を泣かせちまった....イケメン失格だな」
「もう..こんな時までやめてください」
「はは....そうでもしないと...でも.....言い過ぎたよ」
「確かに大地は言い過ぎました。でも、あれが本音であるのなら嬉しいです。ありがとうございます。」
「お礼なんて.....。明日謝らなきゃな」
「そうですね」
俺と海未は並んで公園から出る。夕暮れに染まりかけた公園にはまだ小学生達が遊んでいた。
「なぁ海未」
「なんでしょうか?」
「これから寄りたいところあるけど付き合ってくれるか?」
「...はい、お供します」
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