第22話
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始めてくれ!」
「わかりました。」
「………俺は高みの見物か………―――ティオ。無茶だけはするなよ?」
「はい………心配ご無用です。――――アクセス。エイオンシステム起動………」
その後”仔猫”との電子戦を開始したティオは全力を出して、ヨナをサポートし、その結果ヨナは”仔猫”のデータを手に入れた。
「や、やったのか……?」
「ええ……そうみたいですね。あ――――」
ロイドに尋ねられたティオは答えた後、疲労によって椅子にもたれかかった。
「だ、大丈夫か!?」
「ハア、ハア……は、はい………ちょっと処理を上げ過ぎたせいで目を回してしまいました……」
ロイドに心配されたティオは息を切らせながら答えた。
「まったく………無茶するなって言ったのに。」
ティオの答えを聞いたロイドは呆れた後、ティオの頭を撫でた。
「あ………」
「―――あのさ、ティオ。兄貴がした約束………俺に引き継がせてくれないか?」
「え――――」
「『もし、そうならなかったらいつでも俺を呼んでくれ。お前を不幸にする原因を一緒にぶっ飛ばしてやるからよ!』……悔しいけど、兄貴は凄かった。パワーにしても行動力にしてもまだまだ足元にも及んじゃいない。―――でも俺、頑張るから。その約束を守れるくらいはデカイ男になってみせるからさ。だから………」
「……………………ふふっ……不思議ですね。」
「え………」
「ロイドさんとガイさんってあんまり似ていないのに……それでもどこか似たようなものを感じます。魂の在り様というか……見ている方向が同じというか……」
「俺と、兄貴が……?」
静かな笑みを浮かべて語るティオの話を聞いたロイドは驚きの表情でティオを見つめた。
「はい。でも―――やっぱり違います。ロイドさんはロイドさんであってガイさんと同じじゃありません。それはロイドさんが一番、わかっているんじゃないですか?」
「……それは………」
「―――ですから。どうせ約束してくれるのなら別の内容がいいです。」
「え………」
「別に………今すぐじゃなくていいです。ロイドさんの言葉でわたしにしてくれる約束………思いついたらで結構ですから。」
「ティオ………」
「それに………わたしも子供じゃありません。一方的に守られるのも何かをしてもらうのもイヤです。わたしだって………同じ支援課のメンバーでしょう?」
「………そうだな。ははっ、確かにその通りだ。」
「……ふふっ………」
苦笑しているロイドの笑みにつられるかのようにティオは微笑んだ。
「あ………」
「???どうしたんですか………?」
「いや、その
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