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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
148 入学∴ト内
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でも30秒も掛からず戻ってきた。

……恐らく、全ての杖の置場所を覚えているのだろう。

「柳∞ウェールズの赤い龍の角∞34センチ∞良質だが頑固=v

(これは…)

オリバンダーさんが持ってきた箱の中には血の様な赤に染められた杖が入っていた。

「(なぁ、ドライグ)」

<(ああ。この感覚間違いない。……ア・ドライグ・ゴッホ──俺の同位体≠ノ由来しているのは確かだろう)>

「……これ≠ヘ君の云うようにウェールズの赤い龍>氛气A・ドライグ・ゴッホの一部が使われているといういわれ≠ェあるが──どれ、持ってみるかね?」

「よろしいのなら──っ」

――ドクンッ!

そうオリバンダーさんの返事を待たず、渡された杖を持った瞬間だった──赤い杖から力強い脈動が伝わってきた。……オリバンダーさんは「おぉ…」と感嘆した声を漏らしているが今の俺には大して気にならなかった。

「オリバンダーさん、これはいくらで?」

「……28ガリオンです」

良い杖でも7ガリオンが良いところらしいが、曲がりにもウェールズの赤い龍≠フ一部が使われているのは同じくウェールズの赤い龍≠ナあるドライグのお墨付きだから、高い≠ニは云うまい。

「……いつか必ず50ガリオン出すから、この杖をリザーブしておきたい」

「かしこまりました」

オリバンダーさんはにっこりと笑った。……結局のところは、始めにオリバンダーさんに持たせてもらった5ガリオン2シックルのトネリコの杖を父さんと母さんに買ってもらって、その日の買い物は終了となった。

SIDE END
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