【ハリー・ポッター】編
148 入学∴ト内
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説≠ェ非魔法族のマダム達相手にヒットしたらしい。
閑話休題。
「……服もオーケー。本も買った。望遠鏡等のその他のもの≠烽ィおよそ良し──後は杖≠セけだね」
「杖≠ネらオリバンダーさんのところが一番よ」
父さんと母さんに手を引かれ、オリバンダーさん≠フ店に向かう。
そこで俺はある意味必然の出会いをすると、この時は露ほども思っていなかった。
………。
……。
…。
【オリバンダーの店〜紀元前382年創業高級杖メーカー〜】と剥げかけの金文字で看板を掲げてあった店に入ると来客を報せるベルの音がして、埃っぽい臭いに噎せる前に店の奥の方から天井にまで届きそうな棚に立て掛けてあるキャスター付きの長い長い梯子に乗りながら1人の老人が転がってきた。
「いらっしゃい──おや、2年振りじゃなアーサー・ウィーズリーにモリー・プルウェット嬢。……2年前、双子の杖──ハンノキの35センチと33センチを選んだ際に交わした約束通りにまた訪れてくれて嬉しいよ」
「この前はフレッドやジョージには勿体無い杖を誂えていただきありがとうございます」
「ご無沙汰しておりますわ」
梯子に乗りながらやって来た老人──オリバンダーさん(仮)は、父さんと母さんに一頻り挨拶して、それが満足したのか今度は俺にロックオンの矛先を向ける。
「と云うことは──おやおや、そこの居る子は君達の末息子かね?」
「はい。末息子のロンです──ほら、ロン。こちらはオリバンダーさんよ」
「初めましてオリバンダーさん。ロン・ウィーズリーです」
「……ふむ、アーサーや、見た感じどうやらこの子は3番目の子にそっくりじゃな」
「ええ、フレッドやジョージに比べると幾分か落ち着いているのは間違いないですね」
母さんに促されるまま、俺もオリバンダーさんに挨拶をする。……するとオリバンダーさんは一瞬だけ瞠目して、ひとりでにうんうん、と頷きだす。……どうやら、フレッドとジョージに似ていない事に驚いたらしい。
……ちなみに件のフレッドとジョージは俺の杖選びに興味津々だったが、今は父さんや母さんにお小遣いを握らされ、妹のジネブラ──ジニーの子守りを押し付けられている。
閑話休題。
……2年前のフレッドとジョージの時の子守り役はパーシーで、ジニー、パーシーと一緒に双子の杖選びを待っていたのを思い出した。
また閑話休題。
「じゃあ父さんと母さんは、すぐ外のそこで待ってるから自分の杖が決まったら呼びなさい」
「判ったよ、父さん」
そう父さんは母さん手を引きながら店外出ていった。……2年前の件か
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