28部分:第五幕その二
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きたの。貴方の命か私の愛かを」
カヴァラドゥッシ「そうだったのか。そして君は」
トスカ 「拒もうとしたけれど無駄だったわ。そして遂に私は彼と約束をしたの」
カヴァラドゥッシ「(その言葉に顔を青くさせて)それじゃあ君はまさか」
トスカ 「けれどそこで私の目に光る刃が目に入ったわ。あの男はこの旅券を手に私を抱き締めに来たけれどその刃であの男の胸を」
カヴァラドゥッシ「刺し殺したのか」
トスカ 「(こくりと頷いて)ええ、そうよ。この手で」
カヴァラドゥッシ「君がその手で。僕の為に」
トスカの手を取り言う。
カヴァラドゥッシ「その為にこの手が血に塗れたのか。白く美しいこの手が」
トスカ 「貴方の為になた私は血に塗れても構わないわ」
カヴァラドゥッシ「そこまで言うのかい」
トスカ 「ええ、だって貴方は私が愛するただ一人の人だから」
カヴァラドゥッシ「フローリア・・・・・・」
その言葉に感動してトスカを強く抱き締める。
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