27部分:第五幕その一
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ァラドゥッシ「夜空に無数の星達が輝いていてそこで香しい花々と草木の香りを楽しみながら彼女と一緒にいたな。おっといけない」
また苦笑いになった。
カヴァラドゥッシ「まだこの世に未練があるのかな。絵とアンジェロッティのことが気懸かりだけれど絵は何時か僕の志を受け継ぐ誰かが完成させてくれるのを祈るとすうrか。アンジェロッティ・・・・・・君は生きていてくれ」
そう言うとまた眠りに入る。しかしそこにスポレッタが来て彼の右肩に手を置いて揺り動かしてきた。そうして彼に言うのだった。
スポレッタ 「子爵、子爵」
カヴァラドゥッシ「(目を覚ましそのスポレッタに顔を向けて)ああ警部、貴方でしたか。私により深い眠りを知らせてくれる為にここに来られたのですかな」
スポレッタ 「いえ」
首を横に振ってそれを否定する。
スポレッタ 「貴方に御会いしたい方がおられまして」
カヴァラドゥッシ「僕にかい」
スポレッタ 「その方の名を御聞きになれば貴方も是非御会いになりたいと思われるかと存じますが」
カヴァラドゥッシ「フローリアかい?」
スポレッタ 「そうです」
こくりと頷いて答える。
スポレッタ 「どうされますか?会われますか?」
カヴァラドゥッシ「できれば会いたいね」
その言葉に頷いて答える。
カヴァラドゥッシ「できればだけれど」
スポレッタ 「わかりました、それでは」
扉の方に顔を向けてそこに控える警官の一人に声をかける。
スポレッタ 「トスカさんをここに」
その警官により扉が開けられるとそこからトスカが入って来てカヴァラドゥッシの方に来て駆け寄る。
トスカ 「マリオ!」
カヴァラドゥッシ「フローリア、本当に君なのか」
トスカを抱き締めながら問う。
カヴァラドゥッシ「どうしてここに」
トスカ 「そのお話は後で。それよりも御免なさい」
謝罪の言葉を申し訳なさそうに述べる。
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