機動戦艦ナデシコ
1358話
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際の戦闘をするには年齢を重ね過ぎてしまいました。そう考えれば、私が下手に護衛用の武器を持つより、シャドウミラーに任せた方がいいかと」
「それは、確かだが」
上司としては、ヨシサダの言葉は寧ろありがたいのだろう。
だがそれでも、やはり軍人として武器を持たせないというのは色々と危険だと判断した……といったところか。
「中将、私からの要望です。お願い出来ませんか?」
「……分かった。ムネタケ少将の意見を尊重しよう」
こうして、護衛は量産型Wに任される事になった。
となると、ヨシサダの護衛兼監視役の量産型Wは性能が少しでも上の方がいいな。
金ぴかの細胞を使った量産型Wに任せたいところだが……能力的には十分なんだが、まだしっかりと暴走だったり、金ぴかの自我が出て来たりしないかという確認は完璧じゃない。
ここはやっぱり今まで同様に安定性の高い旧式の量産型Wに任せるべきだな。
「そのような訳で、よろしくお願いします」
「ああ、こちらもよろしく頼む」
頭を下げてくるヨシサダに俺もそう返事をする。
にしても、連合軍にも人材はいるよな。
しかもそれが、あのムネタケの父親だというのだから、色々と思うところはある。
「それで、アクセル代表。実際に木星へと向かうのはいつくらいになる予定ですか?」
ヨシサダの上司の言葉に、エザリアの方へと視線を向ける。
正直、こちらとしては行こうと思えば今日これからでも行けるのだから。
「そう、ね。連合軍の方の準備もあるし……十日後といったところでどうかしら」
エザリアの言葉に誰も異論はなく、こうして木星へと向かう日は10日後に決まったのだった。
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