第12夜 共闘
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な事ではありませんな』
「困った老人だ。しかし彼もまたそれなりには今後の事を考えているから、無碍にも出来なくはある。なに、もとよりこのような事態を見据えてあの若人を繋いでおいたのだ。少々計画の段階を早めても問題は無かろう」
『そうあってもらいたいものですが、それは具体的根拠と確実性に欠ける発言です。第一あれは自分がどれほど重要な計画を担っているのかまるで自覚がない』
「だとして、どうする。まさか君が単独で援護に向かってみるのかね?心配するな、若人の心理的部分も考慮した」
『………計画が頓挫したら貴方様の席を私にお譲り下さい。憶測で物事を判断する学者にこの計画の主導は任せられない』
「人を欠陥呪法具のように扱わないで貰いたいものだ……では、切るぞ」
今宵、世界のどこかの何者かが、呪獣の跋扈する奇夜に願いを託した。
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