暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic4夢が生まれた日〜Turning Point〜
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。朝一でシャワー、温泉に入れる時間になったら入る。それでいい」
「同感。・・・ベッド、どっちが良い?」
「どっちでもOKだ。好きな方をどうぞ」
「じゃあ一番手前で。奥のベッドまで行く気力が無いよ。ごめん」
「いいさ。鍛えている」
はやて達、正確にはなのはの目の前では気丈に振る舞っていたユーノもとうとう千鳥足。フラフラとした足取りでベッドに向かい、「おやすみ〜」そのまま横になってすぐに寝息を立て始めた。俺も奥のベッドに腰掛けて、外した“プロヴィデンス”をベッド間のナイトテーブルに置く。そして、アイリ以外の誰にも話していない、見せていない“秘密”を解除。
「ユーノが起きる前にまた使えばいいだろう・・・」
念のために備え付けの時計のタイマーをセット。仰向けに倒れ込んで目を閉じると、「おやすみ・・・」すぐに眠りにつけた。
≪PiPiPi≫
「・・・ん・・・ぅあ・・・朝・・・か」
ちゃんとタイマー通りに起きられたな。ユーノを起こさないためにすぐに切り、俺の“秘密”を隠すための魔法を発動。それから“プロヴィデンス”を手に洗面所へ。洗顔などの身だしなみを整え、もはや気休め程度の“プロヴィデンス”を左目に掛ける。
「よしっ」
その後はナイトテーブルの上に置かれたメモ帳に、朝食を摂りに行く、カードキーを預かる、という旨を書き残しておく。そして部屋を出、すでに開店しているレストランへと向かうためにエレベーターを使って2階へ。時刻は午前8時14分。まだ朝早いということで他の宿泊客は疎らだ。
「おはようございます。お席にご案内させていただきます」
「おはよう、お願いするよ」
レストラン入り口で待ち構えていたグリーター(レストランやラウンジで客を出迎え、テーブルまでご案内する係だな)に案内されたのはパノラマウィンドウ近くの席。グリーターは「ごゆっくりどうぞ」と言い残して入口へ戻って行った。
「とりあえず糖分が欲しいな」
席に着くとテーブル上にメニューが記されたモニターが展開され、俺はパンケーキとカフェラテの写真をタップして、最後にオーダーというパネルをタップ。これで注文完了だ。待つこと数分、「お待たせいたしました」ウェイトレスが俺の頼んだパンケーキとカフェラテを運んで来てくれた。テーブルに置いて去っていくウェイトレスを見送り、「いただきます」早速頂く。
「あ、ルシル君! おはよう!」
「「おはよう!」」
パンケーキを食べ終え、カフェラテのお替りを頂いているところで「あぁ、おはよう」私服姿のはやて、なのは、フェイトに挨拶を返す。グリーターの案内で近くの4人がけテーブルに案内された3人と、良く眠れたか?とか、ユーノはまだ眠っている、などと談笑していると・・・
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