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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第88話(終章終了)
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け出しながら詠唱を続け、空高くへと跳躍したエステルにフェミリンスは加護を付与してエステルの背に3対の巨大な光の翼を具現化させた!
「全ての罪を!穢れを!裁き、浄化せよ!そして傷つきし者達に祝福を!―――――聖なる慈悲の光!!」
「七耀の焔、その身に刻みなさい!―――――イリスの焔!!」
そして詠唱を終えたアイドスは莫大な神気が込められた聖なる光のエネルギーを、エイドスも莫大な神気が込められた虹色の炎のエネルギーを解き放ち
「浄化と!」
「裁きの!」
「「神槍よ、今顕れよ!!」」
フェミリンスの加護と自身の中に眠る”正義の大女神アストライア”の力を付与した事によって棒を巨大な槍に変化させたエステルは神槍を力一杯投擲した!
「「神技!ニーベルン・ヴァレスティ!!」」
「―――――――!!??」
神々であるアイドスとエイドスの神技、そして二柱の神々の力を付与したエステルの神技を受ければ普通に考えれば既に消滅していてもおかしくなかったが、それらを受けてもなおユリスは弱々しい瘴気を放ちながら存在していた。
「復活が不完全であるにも関わらずあれらの神技を受けてもなお、耐えるのか……!」
「間違いなく”神”を越えた存在ですね……」
「ですがあの様子では後一撃を加えれば恐らくは……!」
未だ健在のユリスを見たパントは厳しい表情で声をあげ、ルイーズは不安そうな表情で呟き、シグルーンは真剣な表情で推測を口にし
「リィン君、シルフィアさん!」
「最後の一撃を頼む!」
エステルとロイドはリィンとリアンヌに視線を向けて声を上げた。
「はい!――――サンドロッド卿、お願いします!」
「任されましょう!」
互いに視線を交わして頷いたリィンとリアンヌがそれぞれ攻撃の体勢に入ると同時にそれぞれが所有しているARCUSで”戦術リンク”を結んだ。すると二人が所有するARCUSから強烈な光が放ち始めた!
「おおおおぉぉぉぉ……!」
「ハァァァァァァァ……!」
そして二人は神々しい光の軌跡を地面に残しながら斜め
十字
(
クロス
)
に斬撃を叩き込んだ後更に追撃を同時に叩き込み、一端ユリスから距離を取り
「これで……!」
「終わりですっ!」
二人は再び同時に神々しい光の軌跡を地面に残しながらユリスに詰め寄り、それぞれのSクラフト―――『無想覇斬』と『グランドクロス』を同時に叩き込んだ!
「「神技!聖覇十文字斬!!」」
それぞれの大技を同時に叩き込んだ二人が駆け抜けると光の十字架がユリスに刻み込まれると共に無数の光の刃が発生し、最後には二人が地面に残した神々しい光の軌跡から無数の光の柱が発生し、柱は合体して極太の光
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