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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第87話
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でいたがふとキーアと目が合った。
「……………………」
ミントに視線を向けられたキーアは真剣な表情でコクリと頷き
「(キーアちゃんが頷いたって事はこれも”改変された歴史の正しい流れ”って事なんだ……)……フウ……今回だけだからね。」
キーアの意志を理解したミントは疲れた表情で溜息を吐いて答えた。
「ほ、本当ですか!?」
「その代わり2度とミントの――――”真竜”の力に頼らない事を約束してね?本来”人の時の流れ”は歪めてはいけないんだから。」
(そう言っているわりにはフェミリンスの時は出し惜しみもせず使っていたよね。)
(エ、エヴリーヌお姉様!)
(うふふ、それは言わないお約束よ、エヴリーヌお姉様♪)
(え、え〜と……フェミリンスさんの場合は事情が特殊でしたし……)
答えを聞いて仲間達と共に明るい表情になったリィンの問いかけを聞いた後リィン達に念押しするミントの言葉を聞いて小声で呟いたエヴリーヌの言葉を聞いたプリネは慌て、レンは小悪魔な笑みを浮かべ、ツーヤは苦笑していた。
「……ねえ。どうせならついでにその力で部長も元通りにできないの?」
「あ……っ!そうでしたわ……!ミントさんの力でしたら部長も人間に戻れますわ……!」
フィーの言葉を聞いてある事を思い出したセレーネは声を上げてエーデルを見つめ
「へ……」
「まさか彼女も”C”のように……」
二人の話を聞いたエステルは呆け、ある事を察したヨシュアは真剣な表情をした。
「……ああ。ブルーメはヨアヒムがこのジュライロッジ内に幽閉されていた人質達に手を出さない代わりにブルーメ自身が奴の”実験”に協力する事を申し出て、その結果ブルーメは人体実験をされた事や奴が開発した”新型のグノーシス”によって純粋な魔族と化した。」
「なっ!?それじゃあそちらの方もティオちゃん達と同じ……!」
「あの外道!こんな将来が楽しみなお嬢さんにそんな事をしていやがったのか!?」
「…………確かに彼女はティオや”殲滅天使”と違って純粋な魔族だね。」
「………………」
(ごめんね……エーデル……)
「ティオちゃん達と違って純粋な魔族になったのも”新型のグノーシス”のせいかしら……?」
「ああ……恐らくそうだろう。」
レーヴェの話を聞いたノエルは驚き、ランディは厳しい表情をし、ワジは真剣な表情でエーデルを見つめ、ティオとキーアは辛そうな表情でエーデルを見つめ、不安そうな表情をしているエリィの疑問にロイドは静かな表情で頷いた。
「ミント。」
「うん、そう言う事情ならエーデルさんの時間も戻すよ。エーデルさん、今から何日前までは普通の人間だったか、覚えているかな?
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