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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第87話
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して声を上げたツーヤの言葉を聞いたミントは首を傾げ
「あ……!クロウの治療の事だね……!」
「色々な事が起こってすっかり忘れていたね。」
「フィ、フィーちゃん。さすがにそれは酷いと思うわよ?」
「まあ、フィーさんのお気持ちはわかりますが……」
ツーヤの言葉にエリオットは反応し、フィーが呟いた言葉を聞いたエーデルとセレーネは冷や汗をかいた。
「ミントさん、お願いします!どうかミントさんの力―――時空を操る”真竜”の力でクロウを元に戻してください……!」
「え…………」
「ええっ!?な、何でリィン君達がミントの力や正体を知っているのよ!?」
「もしかして姉さん達が……?」
リィンの嘆願を聞いたミントが呆けている中エステルは驚き、ある事を察したヨシュアはプリネ達に視線を向け
「ええ……実は――――」
そしてプリネ達はエステル達に事情を説明した。
「そんな事が……」
「ま、さすがに仲間の命の危機なんだから、ミントちゃんの事を話したのも仕方ねぇかもしれねぇな。」
「はい………もし話さなかったあたしだったらきっと一生後悔しています。」
「………………」
「―――ですが話を聞く限りその者がそうなってしまったのもその者自身の責任だと思うのですが。」
「……そうですね。ヨアヒムの甘言に乗せられたとはいえ、彼も自分がどうなるかわかった上で”グノーシス”を服用したのだから、厳しい事を言うようだけど彼がそうなってしまったのも彼自身の”自業自得”よ。」
事情を聞き終えたティオは辛そうな表情をし、ランディとノエルは重々しい様子を纏って呟き、キーアは複雑そうな表情で黙り込み、フェミリンスとルフィナはそれぞれ厳しい意見を口にした。
「それでも俺達はクロウを助けたいのです!お願いします!俺達でよければミントさんの望む事を何でもしますのでどうかクロウを助けてください……!」
「お願いします!!」
「はわわわわっ!?み、みんな、頭を上げてよ〜!」
リィンがミントを見つめて頭を下げて嘆願するとアリサ達もそれぞれ頭を下げ、それを見たミントは慌て
「……あたしからも頼むわ、ミント。―――この通りよ。」
「”黄金の百合”――――いえ、”真竜”殿。どうか御身の御力でクロウの寿命を戻してあげてください……!」
「ミント殿。人の生きた”時の流れ”を無暗に捻じ曲げる事を戒めている事は存じていますが、どうかフェミリンス殿の時のように彼らに対しても一度だけ慈悲をお願いします……」
「サラさんやクロチルダさん、それにシルフィアさんまで…………」
サラ教官やクロチルダ、リアンヌも頭を下げてミントに嘆願し、それを見たミントは困った表情をして考え込ん
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