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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第87話
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冷や汗をかき、エステルはジト目で指摘し、ミントは苦笑していた。
「フフ、向こうの言う通り”執行者”どころか”蛇の使徒”とも共闘するなんておかしな縁ね。」
「いや〜、そんなのオレらにとったら今更やで、姉さん。」
「”結社”より更に上の私達にとっては天敵のような存在とも既に共闘しているのだから、本当に”今更”。」
「確かに神を殺した存在やソロモン72柱の魔王達が相手だとさすがの”結社”も霞むよねぇ?」
「ワ、ワジ君!」
クロチルダ達を見つめて呟いたルフィナにケビンとリースはそれぞれ苦笑しながら指摘し、口元に笑みを浮かべて呟いたワジの言葉を聞いたノエルは慌てた様子で声を上げた。
「うふふ、”影の国”以来のとっても賑やかで楽しい”お茶会”だったわ♪ティオもそう思わない?」
「それについては同感です。……わたしをあの滅茶苦茶な面子と関わらせたキーアには感謝していますよ。」
「フフ、そう言う意味では私も彼女には感謝すべきでしょうね。貴女のお蔭であの忌々しい呪いが解かれたのですから。」
「アハハ……正確に言えば”今のキーア”じゃないけどね。」
レンの意見に同意したティオと共にフェミリンスに微笑まれたキーアは苦笑し
「フフ、気付けば随分と様々な組織の方々が集まりましたね。」
「それも彼らが持つ”絆”の力なのでしょうね。」
「フフ、彼らもリウイ陛下達のように良き”縁”に恵まれましたね。」
「ええ……エレボニアは今後苦しい立場に立たされることになるでしょうが、彼らのような存在がいればいつか必ず持ち直せるでしょうね。」
ルイーズやシグルーン、リアンヌとパントは微笑ましそうにリィン達を見つめていた。
「フウ。さっきは空気を読んで猫を被って久々の”女神モード”になりましたけど、やっぱり”女神モード”は疲れますね。」
疲れた表情で溜息を吐いて呟いたエイドスの発言を聞いたその場にいる全員は冷や汗をかいて脱力し
「く、空気を読んでって……」
「しかも女神が猫を被る”女神モード”で何なのですか……」
「ううっ、私の時代のエイドスは真面目な娘なのに、一体何があってあんな娘になったのよ……」
「というか途中から既に”本性”をさらけ出していたわよ……」
「いい加減自分が”女神”である事を自覚しろなの〜!」
「ア、アハハ……本当に一体誰に似たんだろうね、あの性格は。」
アドルは表情を引き攣らせ、エレナとフィーナ、クレハはそれぞれ疲れた表情になり、ノイはエイドスを睨み、ナユタは苦笑していた。
「あ。そうだ、ミントちゃんに頼む事があったんだった…………!」
「ほえ?ミントに頼む事??」
その時ある事を思い出
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