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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第85話
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うのですが。」

リアンヌの強さを身をもって知っていたエリィとノエルは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、ワジは口元に笑みを浮かべ、キーアは苦笑し、ティオは疲れた表情で呟いた後ジト目でリアンヌを見つめた。



「ハハ……わかりました。エンド・オブ・ヴァ―ミリオンの方はお願いします……!」

「ええ。―――そう言う訳ですので、よろしくお願いします。今この場にはいない皆さんの仲間の方達の働きができるかどうかはわかりませんが、全身全霊でご協力をさせてもらいます。」

「ああ!こちらこそよろしく頼む……!」

「フフ、かの”獅子戦役”をドライケルス大帝と共に終結させた”槍の聖女”であり、”メンフィルの守護神”と称えられたシルフィア様でもある貴女と肩を並べて戦えるなんて光栄です。」

「いや〜、まさかアリオスのオッサンや叔父貴より”化物”だった敵が味方になるなんてな〜。俺達にとっては滅茶苦茶心強い助っ人だよな〜。」

「『昨日の敵は今日の友』とはこの事を言うのでしょうね。」

リアンヌに視線を向けられたロイドは力強く頷き、エリィは微笑み、ランディとティオは苦笑していた。その後アドル達とシグルーンはエステル達に、ナユタ達はロイド達にそれぞれ加勢する事になった。



「ルフィナ姉さん、エイドスさんの事は頼むで!」

「女神の御加護を……!」

「ええ。貴女達にも女神の御加護を……!」

メンバー編成が終わった後のケビンとリースの言葉に頷いたルフィナは二人に応援の言葉を送り

「エステルさん、ロイドさん。これを。」

エイドスはエステルとロイドにそれぞれ球体らしき物を手渡した。

「これは一体……?」

「”ゼムリアの珠”。皆さんを異界からこのゼムリアに帰還させる為に必要な物ですので戦闘が終わった後この珠にこの場所を念じてください。」

「もし、なくしたり壊したりしたらどうなるの?」

「それは…………ヨアヒムとの決着をつけた”私達”が探しに行かないとダメなので、それだけはめんどくさいので絶対にこの球を”死守”してくださいね♪」

エステルの問いかけに対して真剣な表情で答えをもったいぶっていたエイドスだったが笑顔を浮かべてその場にいる全員が脱力する言葉を口にした。



「め、めんどくさいって……」

「しかも”私達”って事はさりげなくわたし達の事もカウントしているよね。」

「せっかく女神様らしい所を見せたと思ったのに……」

「こんな時くらい”本性”を隠す事ができんのか!?」

エイドスの答えを聞いたアリサとフィーはジト目になり、エリオットは疲れた表情をし、ユーシスは顔に青筋を立ててエイドスを睨み

「わ、私が今まで抱いていた女神様のイメージが崩れていき
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