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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第83話
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”神”どころか”神殺し”すらをも救ったのですから。」
シグルーンやルイーズ、パントとリアンヌはそれぞれ微笑ましそうにエステル達を見守っていた。
「クスクス、ねえ、どんな気分?必死に否定していた空の
女神
(
エイドス
)
が目の前に存在していて、しかも死んでもなお執念でこの世に留まって苦労して完成させた”真のグノーシス”で空の
女神
(
エイドス
)
が実在している事を証明してしまった事に♪」
「き、貴様――――――――ッ!認めるか………空の
女神
(
エイドス
)
が存在するなんて僕は絶対に認めるものか――――ッ!」
そして小悪魔な笑みを浮かべているレンに問いかけられたヨアヒムは怒りの表情で声を上げてエイドスを睨んだが
「―――戯言はそこまでにしなさい。」
「…………ッ!?」
全身に膨大な霊圧や神気を纏ったエイドスに睨まれるとエイドスの迫力に圧されてしまい、息を呑んで黙り込んだ。
「貴方達”D∴G教団”の誕生に私が信頼して”幻の至宝”を託した”クロイス家”が関わっていた事や貴方達が今まで犯して来た数々の許されざる罪も全て聞きました。”人”は必ず間違いを犯し、それを糧として成長します。人が犯す”間違い”の中には多くの罪なき人々が傷つき、犠牲となる戦争等もありますが……それもまた人々の成長に必要な”糧”。ですが貴方達”D∴G教団”が犯した数々の”間違い”は決して許されるものではなく、成長に必要な”糧”ではありません!―――”D∴G教団”司祭、ヨアヒム・ギュンター。魂を冒涜した罪は重い。”人の領分”を越えた外道に訪れるのは”死”ではなく、”滅”!其はイースと七耀の下に滅する!」
そしてエイドスは”空の神槍ウル”を異空間から出した後、槍をヨアヒムに向けて怒りの表情で叫ぶと同時に全身から莫大な神気や魔力を解放した!
「エ、エイドスさん……?」
「さ、さっきとはまるで別人だぞ!?」
「あれがエイドスの”神としての顔”という事でしょうね……!」
エイドスの変貌にリィンは戸惑い、マキアスは信じられない表情をし、セリーヌは真剣な表情でエイドスを見つめた。
「認めない………認めない…………が存在するなんて……僕達………なんて絶対に認めない……」
するとその時ヨアヒムは顔を俯けてブツブツと呟き出し
「…………?」
「何をブツブツ言っているのよ!?こっちは準備ができているんだから、さっさとかかって来なさい!」
ヨアヒムの様子を見たリィンは眉を顰め、サラ教官はヨアヒムを睨んだ。
「!みんな、構えろ!間違いなくヨアヒムは―――」」
一方ヨアヒムの行動に見覚えがあるロイドがリィン達に警告しようとしたその時
「ヒハハ……!”空の女神”が本当に存在していたとしても、ここで
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