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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第82話
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に答えたエマは戸惑い、プリネは厳しい表情で尋ねた。



「ハハハハハハハハッ!言っただろう?僕は”真のグノーシス”を完成させたって!到らない君達と違い、”真なる叡智に到った”僕ではこのくらい、簡単にできるのさ!」

「世迷言を……!クロウをどうするつもりだ!?」

高笑いをするヨアヒムの言葉を聞いたラウラが厳しい表情で声を上げて問いかけたその時

「クク、それは勿論仲間想いの君達が本気でキーア様を連れて来る気にさせる為さ!」

ヨアヒムは懐から赤紫色の液体が入った注射器を取りだした。

「注射器……?一体何を――――」

「!まさかあれは……!」

「!いけません!あれは”新型のグノーシス”です!」

ヨアヒムが取りだした注射器を見たエリスが戸惑っている中、ある事に気付いたシャロンは血相を変え、エリゼは厳しい表情で声をあげ

「何ですって!?」

「まさか……彼に再び”グノーシス”を投与して魔人化させ、彼の治療を取引に使うつもりですか!?」

エリゼの言葉を聞いたクロチルダは血相を変え、シグルーンは厳しい表情で問いかけた。



「クク、その通り!」

「止めなさい――――!」

クロウにグノーシスが投与される事を防ぐ為にサラ教官は注射器目掛けて銃撃を放ったが銃弾が注射器に命中する僅かな時間差によって銃撃は外れ、クロウはヨアヒムに注射をされてしまった。

「あ……っ!」

「しまった……!」

「!―――気を付けてください!クロウさんから凄まじい霊圧を感じます!」

注射器に刺されたクロウを見たアリサは声をあげ、リィンは唇を噛みしめ、何かに気付いたエマは仲間達に警告をした。

「う……ガアァァァァァアアアア――――――ッ!?」

するとその時クロウは呻き声を上げながら巨大化した魔人へと変わり果てた!



「な―――――」

「なああああああああっ!?」

「あれがオルキスタワーの屋上でエリゼ達が戦ったという”新型のグノーシス”によって魔人化(デモナイズ)をした魔人か……!」

「……確か話によるとあの状態になった者を治療できるのは現状”空の女神”のみとの事ですが……」

クロウの変わり果てた姿を見たユーシスは絶句し、マキアスは驚きの表情で声をあげ、パントは厳しい表情をし、ルイーズは辛そうな表情でリィン達を見つめた。

「ハハハハハハハッ!さあ、早くキーア様を僕の元に連れてきたまえ!さもなければ、君達の大切な仲間を失う事になるよ!」

「そ、そんな……」

「貴様……!」

高笑いをするヨアヒムの言葉を聞いたエリオットは悲痛そうな表情をし、ガイウスは怒りの表情でヨアヒムを睨んだ。

「クッ、何か……何かあるはずだ!クロウを
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