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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第82話
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はそれぞれ厳しい表情でヨアヒムを見つめ、エリゼは真剣な表情でヨアヒムに問いかけた。
「クク、何か勘違いをしていないかい?」
「え……」
「”勘違い”、ですか。」
「それは一体どういう意味なのですか?」
ヨアヒムの言葉の意味がわからなかったツーヤは呆け、リアンヌは真剣な表情で呟き、ルイーズは質問を続けた。
「君達がここに来るまで今まで倒した彼らは僕にとって、ただの都合のいい”手駒”さ!別に彼らを失っても、僕にとっては痛くもかゆくも無かったんだよ?」
「…………!」
「貴様……!」
「フィーちゃん……」
「ユーシス……」
「それはそなたが作った怪しげな薬物を投与されたエーデル先輩や”帝国解放戦線”の者達、そしてクロウの事も言っているのか!?」
高々と答えたヨアヒムの答えを聞き、親しい人物達が”手駒”扱いされた事に怒りの表情になっているフィーとユーシスをエマとガイウスはそれぞれ心配そうな表情で見つめ、ラウラは厳しい表情で問いかけた。
「ああ、彼らか。彼らは大いに役に立ってくれたよ。何せ彼らの実験データのお蔭で”真のグノーシス”を完成させられたのだからね!」
「……ッ!」
ヨアヒムの話を聞いたクロチルダは唇を噛みしめてヨアヒムを睨み
「ちなみにデータの中でもとりわけ役に立ったのが実験に協力してくれた女子生徒とクロウ君だ。やはり若い身体の検体の方が色々と――――」
(…………ッ……!)
(エーデルさん……)
「やめろ………!」
「いい加減にしなさい!この人でなし……!」
「どうして……どうして貴方も同じ”人”であったのに、そんな酷い事を平気でできるのですか!?」
自慢げに説明し始めたヨアヒムの話を聞いて辛そうな表情で身体を震わせているエーデルの様子に気付いたメサイアは心配そうな表情をし、リィンとアリサは声を上げて制止し、セレーネは怒りの表情で問いかけ
「……まさか私の父と同等の”外道”がいるとはね……」
「パント卿の父――――”ケルヴァン”ですか……」
「パント様……」
厳しい表情で呟いたパントの言葉を聞いたプリネは複雑そうな表情をし、ルイーズは心配そうな表情でパントを見つめていた。
「―――ヨアヒム・ギュンター。この光景についてレン姫が仰った事を”その通り”だと言いましたが……あれはどういう意味ですか?」
「フフ、そのままの意味さ。キーア様をお迎えする場所として相応しい場所にする為にこの地をかつての聖地―――”太陽の砦”の祭壇と全く同じ場所へと作り替えたのだよ。」
「”碧の大樹”が消えてもなお、貴方はまだ御子殿を諦めていないのですか……」
「うふふ、今のあの娘にはもはや”至
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