19部分:第三幕その五
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。その寂しさと不安による震えを必死に堪えて冷静さを保とうとしている。何とか持ち堪えている感じである。
スカルピア 「さて、トスカさん」
あえて友好的な声でトスカに声をかける。だが表情は変わらない。部屋の蝋燭の灯りを頼りに話をする。蝋燭の火が下から出ていて彼等を照らす。
スカルピア 「二人だけで、ごく親しい友人としてお話しましょう」
トスカ 「お友達として、ですか」
スカルピア 「そうです。ですから苦しそうな顔をなさらずに」
トスカ 「苦しんでなんかいません」
きっと気丈さを保って言う。
トスカ 「そんなことは」
スカルピア 「まあお座り下さい」
ここで席を薦める。
スカルピア 「ゆっくりとお話を」
トスカ 「はい」
これには頷く。そうして席に着く。スカルピアもそれに頷いて席に座る。そうして向かい合って席に座って話をするのであった。
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