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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第81話
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イト家”には非常識の塊しかいないのか!?」
「うふふ、”時空”を操ると言われている”エリュア”も真っ青な能力ね♪」
「というかミントが”エリュア”と呼ばれてもおかしくないくらいよ。」
説明を聞き終えたリィンとサラ教官は驚きのあまり口をパクパクさせ、アリサとセレーネは呆け、マキアスとユーシスは疲れた表情で声をあげ、ベルフェゴールはからかいの表情をし、アイドスは苦笑し
「姉様はあまり驚いていない様子ですけど……もしかして姉様も知っていたのでしょうか?」
「ええ。メンフィルの秘匿情報には何度も驚かされたけど、その中でも2番目の驚きだったわ……」
「に、”2番目”でミントさんの正体って……それじゃあ、1番目はどんな情報なんだろう……」
(うふふ、”一番目”は間違いなくエステルの”先祖”の事でしょうね♪)
エリスの質問に苦笑しながら答えたエリゼの話を聞いたエリオットは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、レンは小悪魔な笑みを浮かべていた。
「……なるほどね。確かにそれなら、バンダナ男の寿命を何とかできるかもしれないわね。」
「ええ。クロウの身体を”グノーシスに侵される前の身体に戻せば”クロウが燃やし尽くした寿命も”元に戻す”事もできると思うわ。」
「あ……」
セリーヌの言葉に頷いたクロチルダの推測を聞いたリィンは明るい表情をし
「ですが……ミントさんが応じてくれるでしょうか?”人の時の流れを操る事”は”零の至宝”の”因果”同様、神々のみが起こせる”奇蹟”と言っても過言ではありませんから、おいそれと使っていい能力ではないはずです。」
「それは…………」
不安そうな表情をしているエマの推測を聞いたガイウスは複雑そうな表情をした。
「……クロウの寿命を何とかできる方法があるだけ、まだ希望はある。」
「そだね。それに”黄金の百合”の性格を考えたら案外あっさり応じてくれるかもしれないし。」
「というか正体を黙る代わりにクロウを治してって言えばいいんじゃないかな〜。」
「このガキは……」
「さすがにそんな脅迫同然の方法は人として間違っているぞ。」
「第一そんな事をすれば、ミントさんの情報を秘匿しているメンフィルが黙っている訳がないだろうが……」
リィンが呟いた言葉にフィーは頷き、ミリアムの提案を聞いて仲間達と共に冷や汗をかいたユーシスは顔に青筋を立ててミリアムを睨み、ラウラは真剣な表情で指摘し、マキアスは呆れた表情で指摘した。
「―――何はともあれ、残すはヨアヒム・ギュンターのみだ。」
「恐らく”蒼”の”起動者”がヨアヒムにとっての最後の砦だったはず……彼の司祭の守りは丸裸ですわ。」
「彼の司祭を滅する事がで
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