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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第81話
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ニアとは関係のないメンフィルまで……巻き込んじまって……」
「その事はもういいのです……!」
「色々とありましたけど、クロウさんはあたし達にとっても大切な仲間です……!」
「……ま、エヴリーヌは全然気にしていなかったから、クロウが気にする必要はないよ。」
「セレーネ……エリス嬢ちゃん…………この甘ったれがヘタレないように……支えてやれよ……」
「クロウさん……」
「ぐすっ……はい……!」
「エリゼ嬢ちゃん……殲滅天使…………結局……最後までお前達メンフィルには……”本当の力の差”を思い知らされて……一矢を報いる事すら……できなかったな…………お前達やメンフィルの”力”が圧倒的なのは……認めるが……油断をしていたら……経験した修羅場の数や”騎神”の操縦経験で調子に乗っていた結果、オルディーネを失った俺のように……足元をすくわれるから、せいぜい気を付けておけよ………」
「クロウさんの忠告、心の底まで刻み込んでおきます。」
「ま、世の中何が起こるかわからないからね。バンダナのお兄さんの忠告、ありがたく受け取っておくわ。」
「……サラ教官……二年間、世話になった……レオンハルト教官も短い間だったが……世話になった……ヴィータも……色々あったが礼を言っておくぜ……」
「フフ………お互いお世辞にも真面目とは言えなかったけど……」
「短い間だったが、お前を指導する事は俺にとっても忘れられない出来事だった……」
「……礼を言うのはこちらの方よ。」
「シャロンさん……いつも上手いメシ……食わせてくれて……あんがとな……」
「クロウ様こそ、いつもわたくしの料理を美味しそうに召し上がっていただき、本当にありがとうございました……」
「……オラ……情けねぇ顔、すんな…………」
仲間達への遺言を言い終えたクロウはリィンへと視線を向けた。
「クロウ……」
「……これから先……お前は………色々あんだろう……俺は立ち止まっちまった……だがお前は……お前らは……まっすぐ前を向いて歩いていけ……カハッ!?」
リィンへの遺言を終えた後虚ろな目で喋り続けたクロウは再び口から大量の血を吐いた。
「クロウ……!」
「何か……何かクロウを助ける方法はないの!?」
「無理よ……”至宝”のような”奇蹟”が無い限りは……」
「……後は”空の女神”―――エイドス様がいれば、何とかなったかもしれませんね……実際エイドス様は”奇蹟”を起こして”グノーシス”に侵されていたディーター元大統領を救ったのですから……」
それを見たエリオットは声をあげ、必死の表情をしているアリサの言葉を聞いたクロチルダは辛そうな表情で呟き、エリゼは重々しい様子を纏って呟き
「レク
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