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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第79話
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それぞれ疲れた表情で頭を抱えた。



「アハハ……心配しなくても、ヴァリマール達が呼ばれたのはヨアヒムとの決戦じゃなくてリィン達にとっての決戦の為に呼ばれたはずだよ。」

「ヨアヒムとの決戦ではなく、”リィンさん達にとっての決戦”……ですか?」

「キーアちゃん?もしかして何か知っているのかしら?」

苦笑しながら呟いたキーアの言葉が気になったティオは不思議そうな表情をし、エリィはキーアに尋ねた。

「うん。でも未来の事はできるだけ教えちゃダメだってミントからも言われているから、これ以上は言えないけど……」

(もう既に教える必要のない未来まで教えまくっているよ、キーアちゃん……)

「フフ、既に僕達の未来をネタバレしまくっているんだから、今更だと思うんだけどねぇ?」

「ワ、ワジ君……」

「おいコラ、ワジ。そこは突っ込んだらあかんやろうが………」

キーアの答えを聞いたミントは疲れた表情で心の中で指摘し、口元に笑みを浮かべるワジの言葉を聞いたノエルは脱力し、ケビンは疲れた表情で指摘した。



「取りあえずその件は一端置いておくとしまして……エステルさん、ミントさん、出番ですよ!」

「ほえ?」

「へ?出番ってどういう事??」

エイドスに突如名指しされたミントとエステルは首を傾げ

「このままこの遺跡の探索をしても面倒な上時間がかかって、ヨアヒムとの決戦に間に合わない恐れが出て来るかもしれませんからこの大穴を使ってショートカット―――つまり”裏技”を使います♪ですからミントさんは竜化を、エステルさんは飛行能力があるかつ大勢の人達を乗せられるカファルーさんを呼んでください♪」

エイドスは笑顔でとんでもない事を答え、その場にいる全員を再び脱力させた。



「探索が面倒だからショートカットをするって……」

「しかも”裏技”って……」

「さすがエステルさん達の先祖だけあって、わたし達では決して考える事ができない遥かに斜め上な考えかつ超マイペースですね。」

「え、えっと……ティオちゃん。もしかしてその”達”の中には僕達も入っているのかな?」

「間違いなく入っているの。」

「フフ、私達はエイドスの”先祖”だものね。」

「というか確か”リベールの異変”で現れたという古代竜はツァイトと同じエイドス様の”眷属”との事なのですから、その古代竜を呼ぶ事は考えなかったのですか?」

エイドスの言葉を聞いたアドルとノエルが表情を引き攣らせている中ジト目になったティオの言葉を聞いて冷や汗をかいているナユタの疑問にノイは疲れた表情で答え、クレハは苦笑し、エリィは冷や汗をかきながら尋ねた。



「私も一瞬それを考えたのですけどレグナートの巨体ではこ
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