17部分:第三幕その三
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「はい。奥様も御自宅でお帰りになっておられるでしょう。それに」
侯爵 「それに?」
スカルピア 「(カヴァラドゥッシの方を見て)奥様がここへ御自身の兄君をわざわざ連れてくるとはあまり思えませんしね。そうですな」
侯爵 「妻の兄がここに!?総監、幾ら何でもそれは」
スカルピア 「(目を笑わせない笑みで)ははは、これは冗談ですのね」
侯爵 「彼とは出来る限り早いうちに縁を切りたいと考えているのです。何かある度に身の回りを探られるのはもう沢山ですから」
スカルピア 「御気持ちは察します。それでは今はこれで、ですな」
侯爵 「はい、これで」
スカルピア 「わかりました。スキャルオーネ」
側にいるスキャルオーネに声をかける。
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