彷徨う末に行くつくは運命の場所
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「ふふっ、貴方、見れば見るほど面白いわね、気に入ったわ、貴方さえよければ数日間ここに居てもいいわよ」
「そうですか、ありがとうございます、何かお礼がしたいのですがあいにく今手元には何も無いのが心苦しいくらいです」
「礼なんて必要無いわ、いい物を見せてもらったしね、困った事があったなら館のメイドを呼んで頂戴」
「何から何までありがとうございます」
「お嬢様、部屋の用意が出来ました、それと例の物も」
「ありがとう咲夜、客人を部屋に通しなさい」
俺はレミリアに一礼して咲夜と呼ばれたメイドについて行く、俺が通されたのは一人の人間が使うのには少々広い部屋だった、
「御用があれば何なりとお申し付け下さいませ、私はこれで失礼します、では」
そう言うと咲夜はまた一瞬で姿を消した、一体どんなトリックを使っているのだろうか
「時間を止めてたり…まさか、そんな事はないか、また今度聞いてみようかな、今はとりあえず寝たい、色々あり過ぎて眠い…」
俺はベットに寝転がるとそのまま意識を闇に手放した…
「お嬢様、あの人間の事ですが…よろしいのですか?この館にいさせても」
「えぇ、構わないわ、彼は私達にとって有利に動いてくれる、その運命が私には見えたわ」
「運命…ですか…」
「ふふっ、今日から退屈しないで済みそうね、咲夜、一週間後に例の事をするわ、それまでに彼をこちら側に引き込んで頂戴」
「かしこまりました、お嬢様」
咲夜は一礼すると一瞬の内に消えた、残されたレミリアは薄く?笑みながら月を見上げた
「一週間後、月は赤く染まる、その時こそこの幻想郷を我が手に収めてやるわ」
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