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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第78話
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をさせて、自分を殺させるんですか!?」
「滅茶苦茶だ………!」
「狂っているとしか言いようがないわね……」
ルーファスの叫びを聞いたエリオットとマキアスは信じられない表情で声をあげ、セリーヌは呆れた表情で呟いた。
「あに………うえ………………………」
一方ルーファスの様子を見て辛そうな表情で顔を俯かせたユーシスは顔を上げ
「―――わかりました。不肖の弟である俺でよければ兄上の最後の介錯を務めさせて頂きます。」
「ユーシス…………」
決意の表情で鞘から聖剣を抜いたユーシスをガイウスは辛そうな表情で見つめていた。
「ですが兄上。一つだけ条件を付け加えさせてもらいます。」
「何……?」
「兄上の介錯には俺とリィンがする事を受け入れてもらいます。」
「え………………」
「ええっ!?一体何を考えているのよ、ユーシス!」
「ど、どうして兄様にまで…………」
ユーシスが出した条件を聞いたリィンは呆け、アリサは驚き、エリスは信じられない表情をした。
「いくら結果的に祖国の為になるとは言え、兄上は己の野望の為にリィン――――いや、”シュバルツァー家”を何度も利用しようとしていたのだ……本来なら兄上はリィンやシュバルツァー卿達に斬られるべき存在だ……」
「ユーシス君…………」
「……確かにその通りですね。」
「実際奴はリィン達―――シュバルツァー兄妹の”絆”を利用してメンフィルとの外交問題を解決しようとしていたからな。」
「彼の計画を考えると当事者であるリィン君やエリゼ君、そしてエリス君には当然彼を斬る権利はあるな……」
「―――いいだろう。好きにするがいい。」
ユーシスの説明を聞いたエーデルは辛そうな表情をし、リアンヌは静かな表情で頷き、レーヴェとパントは重々しい様子を纏って呟き、ユーシスの条件に同意したルーファスは背を向けてその場に座り込んだ。
「…………ッ………!ユーシスは本当にそれでいいのか……!?」
「ああ……兄上に”アルバレア公爵家”の者が行った”シュバルツァー男爵家”に対する数々の非道の責任を取らせる為にも頼む……どうかこの通りだ……」
「…………ッ……!」
「………………」
「ユーシス……」
「リィン……」
「お兄様………」
大切な兄を自分と共に殺すように嘆願する為に頭を下げるユーシスを見たリィンは辛そうな表情で唇を噛みしめ、マキアスやミリアム、アリサとセレーネはそれぞれ心配そうな表情でユーシスとリィンを見つめ
「……兄様、お辛いようでしたら私が兄様の代わりを務めます。」
「姉様……」
リィンの様子を見たエリゼは決意の表情で申し出、その様子をエ
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