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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第78話
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卿らに引導を渡される事もそうだ!我々は零の御子の掌の上で踊っていたただの道化だったのだ……!」
「そ、それって……」
「……オレ達がルーファスさんに勝ったのも、零の御子―――キーアという少女の仕業だと言いたいのか……」
「―――零の御子が持っていた能力を考えると全てとは言わないが、彼が言っている事は間違ってはいないだろうね。」
「”因果律の操作”か。」
「そ、それは……」
悔し涙を流しながら空を睨んで声を上げたルーファスの言葉を聞いたエリオットは不安そうな表情をし、ガイウスは重々しい様子を纏って呟き、パントとレーヴェの話を聞いたマキアスは複雑そうな表情をし
「兄上…………」
「哀れな人ね…………」
「………………」
ルーファスの様子をユーシスは辛そうな表情で見つめ、アイドスは憐みの目でルーファスを見つめ、リアンヌは目を伏せて黙り込んでいた。
「フフ………ハハ………―――――ユーシス、私を斬れ。」
そして笑い終えたルーファスはユーシスを見つめて信じられない事を口にした。
「…………ぇ…………………」
「なっ!?そんな事をしたらルーファスさんは……!」
「……魂でもある亡霊の彼を斬れば、彼は”冥き途”に逝く事すらできず消滅して、2度と転生できなくなるわ……」
「そ、そんな……」
「どうして血の繋がった弟にそんな事をさせるのですか、ルーファス卿……!」
「今ここでユーシスさんに斬られれば、自身は2度と生まれ変わる事はできず、”本当の意味”で自分は死んでしまう事を自覚しておられるのですか?」
ルーファスの言葉を聞いたユーシスが呆けている中、リィンは驚き、重々しい様子を纏って呟いたアイドスの説明を聞いたエリスは悲痛そうな表情をし、信じられない表情をしているエーデルと共にエリゼは真剣な表情でルーファスに問いかけた。
「私は新たな生を受けてまで憎き零の御子の仕業によって改変されたこの忌々しい世界で生きるつもりはない。もし零の御子の気分が変わったら、生まれ変わった私の運命まで弄ばれるだろうしな。」
「……その解釈は間違っています。”碧の大樹”が消えた事で御子殿の身に秘められる”零の至宝”としての力の大半は失われています。今の御子殿では因果律の操作等と言った”奇蹟”を起こす事は不可能です。」
ルーファスの話を聞いたリアンヌは静かな表情で否定した。
「例えそれが事実だとしても、既に私達がいるこの世界は改変されている。人の意志の介入によって改変された世界等言い換えれば仮想世界だ。そのような世界で生きる等虫唾が走る。私は真の意味でこの忌々しい世界から解放される為に魂の消滅を求める!」
「そんな!その為だけにユーシスに辛い思い
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