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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第75話
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ーシスは絶句し、エリスとサラ教官は驚き
「―――”成仏”です。未練が無くなった事でようやく新たなる生を受ける為に今から”冥き途”に向かうようですね……」
「フィー様とお二人の本当のお別れの時という事ですわね……」
「……まさか彷徨いし魂が成仏するところをこの目にする時が来るとはね……」
「フィー…………」
「フィーちゃん……」
リアンヌの説明を聞いたシャロンは重々しい様子を纏って呟き、セリーヌは静かな表情で呟き、ラウラとエーデルは心配そうな表情でフィーを見つめた。
「……今度こそお別れなんだね……ゼノ……レオ…………」
「ああ。―――本来ならユミルで果てたあの時に俺達とフィーは”永遠の別れ”だったのだ。なのにこうして再びお前と会えた所か、成長したお前の力を知る事ができたのだから俺達は満足だ……もはやこの世にやり残した事はない。」
「先に逝った団長達へのええ土産話になったで。それと坊とそこの黒髪の嬢ちゃん。」
辛そうな表情で自分達を見つめているフィーにレオニダスと共に答えたゼノはリィンとエリスに視線を向け
「え………」
「……俺達に何か?」
視線を向けられたエリスは呆けた表情をし、リィンは不思議そうな表情で尋ねた。
「……大事な娘を誘拐した上更に故郷を襲撃して大事な息子までも誘拐した連中の仲間だった俺達の墓をわざわざ作って俺達の死体を弔った事に俺達が感謝してたって、坊達の親御さん達に伝えといてくれ。」
「―――本来なら俺達の死体はメンフィル軍によって処理されるはずだった。だが男爵夫妻の申し出のお蔭で俺達の死体はフィー達の手によって丁重に弔われ、更には墓まで立ててもらった。郷や男爵夫妻にとって忌まわしき存在であった俺達にそこまでする義理は無かったにも関わらずにだ。男爵夫妻の寛大な心遣い……俺達は心―――いや魂の奥底から感謝し、いつか必ずこの恩を返すつもりだと男爵夫妻に伝えてくれ。」
「あ…………―――わかった。」
「お二人の伝言、必ず父様と母様に伝えておきます。」
ゼノとレオニダスの話を聞いたリィンとエリスはそれぞれ静かな表情で頷いた。
「……”殲滅天使”。それと”魔弓将”。いつか再びやり合う日が来れば、今まで受けた借りを纏めて返させてもらうぞ。」
「”大陸最強”で恐れられていた”西風”の”連隊長”だった俺達の力、いつか必ず思い知らせたるで……!」
「うふふ、リターンマッチはいつでも受けてあげるわよ♪」
「ま、その時になればエヴリーヌ達はもっと強くなっているんだから、今度戦う時はもっと遊べるくらい強くなってね、キャハッ♪」
「き、君達なあ……」
「こんな時くらい、気の利いた事は言えないのか……」
ゼ
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