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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第71話
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テルの先祖だと考えればある意味納得だね。)

カイエン公爵達の話を聞いたフィーとサラ教官は静かな表情で頷き、からかいの表情で呟いたシャロンに指摘したユーシスの言葉に続くように疲れた表情で呟いたマキアスの話を聞いたエリスは冷や汗をかいて困った表情をし、エヴリーヌは納得した様子でいた。



「………………………」

一方リィンは何も答えず目を閉じて黙り込んでいたが

「こ、これでわかったろう!私も被害者なのだ!すぐにとっととここを開けて安全な場所に連れて―――」

「――――ふざけるな!」

「な……!」

カイエン公爵が自分達に指示をしようとするとカイエン公爵を睨んで怒鳴り、カイエン公爵を黙らせた。



「貴方にだけは今回の事件の責任が無いとは言わせないぞ!元はと言えば内戦を引き起こし、”騎神”の力欲しさにエリスを誘拐し、メンフィルが猶予を与えたにも関わらずエリスを解放してメンフィルに返還しなかった事やアルバレア公爵が雇った猟兵達によるユミル襲撃を謝罪しなかった所か、”パンダグリュエル”で再びユミルを襲撃してただでさえ貴族連合に―――エレボニアに対して燃え上がっているメンフィルの怒りの炎に更に油を注いでメンフィルとの戦争を勃発させてしまい、その結果多くの被害を被り、”グノーシス”に頼る事を決めたのは”貴族連合”の”主宰”であるカイエン公爵――――他ならぬ貴方だろうが!?」

「グググググググ……ッ!」

「…………………」

「俺達はどこで間違ってしまったんだろうな……」

「多分、メンフィル帝国を巻き込んだのが一番の間違いだろう……メンフィルが介入してから全てが狂ったからな……」

リィンの正論に反論できないカイエン公爵が悔しそうな表情で唇を噛みしめている中、領邦軍の兵士達は肩を落として後悔していた。

「―――現代の”灰”の”起動者(ライザー)”の言う通りです、オルトロスの末裔よ。全ては貴方自身の自業自得によるものです。」

するとその時リアンヌが前に出てカイエン公爵を見つめて言った。


「なっ!?何故私の偉大なる先祖を…………―――――!!な、なななななななっ!?ま、まさか貴様は……!」

「なっ!?あ、あの容姿と姿は……!」

「や、”槍の聖女”――――リアンヌ・サンドロッド卿!?」

「な、何で250年前の伝承の人物が今も生きてこの場にいるんだ!?」

リアンヌの言葉に驚いたカイエン公爵だったがリアンヌの容姿を見ると混乱し始め、領邦軍の兵士達はそれぞれ信じられない表情でリアンヌを見つめていた。



「何故カイエン公はサンドロッド卿を見て、あんなにも取り乱されているのでしょう……?」

「”鋼の聖女”が”獅子心皇帝”と共に”偽帝”オルトロスを討
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