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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第71話
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いるとは……!私を見限ったばかりか、敵の軍門に降るとは歌姫殿には”結社”とやらの最高幹部としての誇りはないのか!?」

「物凄い責任転嫁っぷりね……」

「この状況でそんな事が言えるなんて、呆れを通り越してある意味感心するわね……」

「父同様”四大名門”の当主には到底見えない余りにも見苦しい姿だな。」

「自分達が劣勢になったからと言って”貴族としての誇り”を捨てて、なりふり構わないやり方をしていた公爵閣下にそんな事を言われる筋合いはありませんが。」

「というか、台詞もマルコーニとほとんど同じなのも笑えるわね♪」

「今の台詞、本とかで出て来る”三下”が言うような台詞だね、キャハッ♪」

「その意見には同感だ。それに今思い返してみるとメンフィルの”報復”を受けてから以降の貴族連合の行動もそれこそ”三下”がやるような余りにも愚かな行動が多かったな。」

「この後に及んで悪あがきとは………そう言う所も”似ていますね。”」

カイエン公爵の様子を見たサラ教官とセリーヌ、ユーシスは呆れ、クロチルダは不愉快そうな表情でカイエン公爵を見つめて答え、レンとエヴリーヌはからかいの表情になり、エヴリーヌの言葉にマキアスは静かな表情で同意し、リアンヌは呆れた表情でカイエン公爵を見つめ

「カイエン公。まさかとは思いますが、今回の件に御自分は全く関係ないと仰るおつもりですか?」

ラウラは厳しい表情でカイエン公爵を見つめて問いかけた。



「当たり前だ!”グノーシス”……正規軍やメンフィル軍相手に圧倒できる話を聞き、仕方なく奴の甘言に乗ったというのに……!」

「さ、最初は潜在能力を高める薬という話だった……あの薬のお蔭で我が軍に潜んでいたメンフィルの諜報部隊がわかった事や正規軍やメンフィル軍に勝てると信じた皆が、競い合って服用したが………」

「3日前の夜、服用した連中の様子が全員おかしくなってしまって………そ、それでこんな事に………」

「………それどころか……化物みたいになったヤツも………」

「おお女神(エイドス)よ………!我等の罪をお許しください………」

カイエン公爵の説明に続くように領邦軍の兵士達はそれぞれ暗い表情で説明し、最後はその場で祈りを捧げた。



「……なるほどね。」

「こっちの予想通りの展開だったようね。」

「うふふ、今更”空の女神”に祈った所で、エイドス様の性格を考えればエイドス様は彼らを決して許さないでしょうね♪」

「それ以前に”空の女神”扱いをした時点で許さないと思うがな。」

「実際、”空の女神”扱いされる事を物凄く嫌がっていたしな………」

「え、えっと…………(女神様って、一体どのような方なんでしょう……)」

(……ま、エス
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