プロローグ
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あぁ……。
これは助からないな。
すぐには死ななくても、じきに失血死といったところか。
死への恐怖は無い。
あるのはただ、あの空虚さを味合うことはないという、喜びだけだった。
20年そこそこしか生きてないが、俺は酷く疲れた。
もう眠ろう……。
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