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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第52話:酒の席だから言える事もある。言わない方が良い場合が多いけど。
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いウルフ君は、師匠と同じ様に懐からお金(5000
G
(
ゴールド
)
くらい)を出してテーブルに叩き付けると、奴の後を追う様に出口へと向かった。
もう宴の雰囲気ではないだろう。
でもカタクール候は飲むのを止めそうにないし、出産祝いと称して僕は呼ばれてる訳だし、勝手に帰る訳にもいかなそうだ。
何とか場を盛り上げようと女の子達は頑張ってるし、引き攣った笑顔のままだと申し訳ないから、奴の息子としてこの場だけでも落ち着かせようと思う。
でもクンドーさん等は今にも吐きそうな顔してる。
きっと普段から砕けた会話をしてきたんだろうと思われる。
だって国王だとは予想だにしてなかっただろうからね。
多分プーサンが王様だと知っていれば、フランクな会話をしながらも多少は敬意を持った言葉遣いになってたんだろうけど、それすら行っていなかったことが彼等の気分をドン底に落としてるんだろう。
“陛下は気にしてないよ”と僕が言っても、彼等の心を救うことには繋がらない。
またプーサンが彼等の前に姿を現して、これまで同様に馬鹿な会話を繰り広げていけば、少しずつ元通りになっていくだろう。
「あの〜殿下……」
「何ですかクンドーさん?」
クンドーさんが4人を代表して、恐る恐る問いかけてきた。
「先日ですね、プーサン……あ、いや、陛下の奥方様と言われる方にお目通りさせて戴いたんですけどぉ……あの方って……もしかしてぇ……」
「あぁ……そう言えば母さんも言ってたぁ。“ルービス”って偽名で楽しんだって」
「あぁぁぁ!! どうしよう……とんでもない無礼なことを言ってしまってたぞ!」
僕の言葉で頭を抱える4人。
大丈夫なのになぁ……
ティミーSIDE END
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