第五十五話 最終編スタート!敵は宇宙人!!その一
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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第五十五話 最終編スタート!敵は宇宙人!!
最終編がはじまった、その敵は。
「ジャビーーーーーー!!」
邪悪な人相をした兎の頭を持つ二頭身の宇宙人達だった。両手をわざわざ耳のポーズにして頭の上に置いて膝を横に折ったださいポーズで北朝鮮の兵士の様に敬礼をする。ナチスと書かないのはナチスはまだ格好いいイメージがあるからだ。
おぞましい制服である、白地で黒い文字が書かれている。あの戦後日本の深刻極まる病理を具現化した読売ジャイアンツのユニフォームそっくりだ、軍靴ではなく黒いスパイクでもある。しかも胸のところにジャビットと書かれている。
帽子も同じだ、黒地のキャップ帽にオレンジの字でだ、禍々しいあのGとYの文字がある。この宇宙人達こそ。
「ジャビット星人だ」
「作者がこの世で一番嫌いな相手ですね」
「それが最終編の敵ですか」
「そうだ」
悪田部は自身の事務所でジャスティスカイザーの二人に話す。
「作者はここで自分が嫌いな相手を敵役にしたのだ」
「本当に巨人嫌いですね、作者」
「つくづくそう思います」
「そうだ、嫌いだからだ」
それもこの世で最もだ。
「いつも敵役にしているのだ」
「野球もので巨人メインで書いたことないですしね」
「それこそ一度も」
「それでこの作品でもですか」
「ラスボスはそれですか」
「巨人をモデルにしているが巨人ではない」
実在の個人団体とは何の関係もありません。
「間違ってもな」
「ですね。まあとにかく」
「そのジャビット星人が地球に侵略してきましたね」
「そしてよそのチームのスター選手を掠め取りに来ましたね」
「金の力で」
「それがジャビット星人だ」
巨人のことではない、一応は。
「その性質は強欲、傲慢、陰湿、特権的、卑劣、邪悪、下劣、陰険でだ」
「いいところないですね」
「作者も思いつく言葉書いてますね」
「とにかく悪い奴ですね」
「そのことは確かですね」
「そうだ、だからだ」
巨人をモデルにしている連中で善人がいる筈がない。
「敵の幹部も期待していることだ」
「ですね、じゃあ」
「思いきりやってやります」
(何か作品の本懐と離れてますけれど」
「再併合阻止っていう」
「そのことだが」
悪田部は二人の今の問いにも答えた。
「実はジャビット星人達は今しがた半島を完全占拠した」
「あっ、北も南もですか」
「そうなったんですか」
「そしてジャビット巨人民主主義人民共和国の成立を宣言した」
そうなったというのだ。
「中にいる人達の状況は知らない」
「まあとにかくですね」
「あそこを占領してですか」
「それで、そ
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