外伝〜姫神の新たなる道〜(9章終了)
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〜フェミリンス神殿・最奥〜
「ハア、ハア………よ、ようやく終わったか………この”影の国”に来て、色んな”ありえない奴等”と戦って来たけど………まさか神とも戦う羽目になるとはな………」
「………今でも信じられない………人の身でありながら………神に勝つなんて…………!」
戦闘が終了し、一部の仲間達と共に疲労で地面に膝をついたケビンは信じられない表情でいるリースと共に息を切らせ
「どう!?これが貴女が気づかなかった人々が持つ”絆”の力よ!」
「”絆”は種族問わず誰もが結ぶ事ができる………今の戦いでわかっただろう?」
エステルとウィルは地面に倒れた後、跪いた状態で起き上がったフェミリンスに近づいて言った。
「……ええ………身を持って知りました………人間達が……種族問わずに共に……力を合わせられる事を……………私はどこで………間違ったのでしょう………………うっ!?」
地面に跪いているフェミリンスは肩を落として呟いたが、少しすると呻いた。
「?ちょっと、どうしたのよ。」
フェミリンスの様子に首を傾げたエステルがフェミリンスに近づいたその時
「来ては………いけま………せん………!私が………”私”でいる内に……私を……殺し……なさい………!」
フェミリンスは何かに耐えるように身体を震わせながらエステルを見つめて言った。
「!いけません!下がって下さい、お二人方とも!”殺戮の魔女”の呪いです!」
そしてフェミリンスの様子を見て何かを察したエクリアは真剣な表情でエステルとウィルに警告した。
「なっ!?どうにかならないの!?ようやくまともに話を聞いてくれそうなったのに!」
警告を聞いたエステルは驚いた後、リウイ達を見つめて叫んだ。
「不可能だ。解呪の道具もないうえ、解呪方法は………」
「あなた………」
エステルの叫びを聞いたリウイは重々しく答え、イリーナは心配そうな表情でリウイを見つめた。
「お願い…………です…………早く………殺しなさい………!」
そしてフェミリンスは懇願するかのような表情でエステルを見つめた。
「あたしは絶対諦めない!あたしは貴女にも教えてあげたいんだから!”人”は皆、一緒である事を!」
「ああ!皆がいれば、きっと何らかの方法で助けられる!」
「…………………」
エステルとウィルの言葉を聞いたフェミリンスが驚きの表情で2人を見つめていたその時
「えっと………ミントならなんとかできると思うよ?」
ミントが申し出た。
「へ!?」
「え………」
「何?」
「ミントちゃん?」
ミントの申し出を聞いたエステルは驚き、エクリアは呆け、リウイは眉を顰めて首を傾げたツーヤと共に
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