外伝〜姫神の新たなる道〜(9章終了)
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「えへへ、そうね。ありがとう、フェミリンス!」
そしてパズモに微笑まれたエステルは嬉しそうな表情で頷いた後フェミリンスに視線を向けた。
「…………私は礼をしただけの事。それで最後の一つは何ですか?」
エステルに視線を向けられたフェミリンスは静かに答えた後、尋ねた。
「――――最後の一つはフェミリンス。あたしと契約して一緒に貴女の目で世界をあたし達と一緒に見て周りましょう!」
そして尋ねられたエステルはいつものような太陽のような微笑みを見せて、フェミリンスに手を差し伸べて言った。
「なっ!?エステル!自分が何を言っているのかわかっているのか!?」
「エ、エステルさん!?」
エステルの言葉を聞いたリウイとエクリアは驚いた表情で叫び
「………それは貴女の使い魔になれということですか………?」
フェミリンスは静かな表情でエステルを見つめて尋ねた。
「あ〜の〜ね〜………皆は使い魔としてではなく、友達として力を貸してくれているって言ったじゃない!だから貴女も”友達”としてあたし達と一緒に世界を見て周ろう!」
フェミリンスの言葉を聞いたエステルは呆れた表情で大きなため息を吐いて答えた後、再び笑顔でフェミリンスを見つめて言った。
「…………………………」
そしてエステルの言葉を聞いたフェミリンスは呆けた表情をした後
「フフ………”友”………ですか………民達を導くこの私にそんな事を言う方は貴女が初めてです…………………………」
上品に笑ってエステルを見つめ続け
「…………………いいでしょう。姫神フェミリンス、貴女の”友”として力を貸しましょう……………」
エステルが差し出した手を握って微笑み
「えへへ、よろしくね!」
微笑まれたエステルも微笑みで返した。
「………ただ、人の身である貴女には”神”の私の力は受け止めきれないでしょう……何か、代わりになる物は…………その棒がちょうどいいですね……………」
そしてフェミリンスはエステルが装備している棒―――”鳳凰具”に視線を向けた後、棒に触れて光の球体となり、棒と一体化した!すると棒に膨大な魔力や神気が纏った!
「………これで貴女の魔力でも私を召喚できるでしょう………貴女の剣となり、見せてもらいますよ………貴女が結ぶ絆の力を………」
すると棒に宿ったフェミリンスはエステルの近くに現れて微笑んだ後、再び棒に戻った。
「えへへ、よろしくね!………それにしても棒から凄い力を感じるわ!」
フェミリンスの言葉に笑顔で頷いたエステルはフェミリンスと一体化した棒を一振りして口元に笑みを浮かべ
「フェミリンスが宿っているから前とは違う武器の名前の方がいいわね……………ねえ、
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