外伝〜姫神の新たなる道〜(9章終了)
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ィルッ!」
セラウィはウィルに抱き付き、抱き付かれたウィルはセラウィを受け止めて抱きしめた。
「これからは”永遠にずっと一緒”だね、セラウィ…………」
「はい………!この事を知ればみんな喜ぶでしょうし、シャルティやメロディアーナもきっと貴方の”使徒”になることを申し出ると思います………でも、”第1使徒”は私にして下さいね………?」
「勿論、喜んで。エリザスレインはどうする?」
セラウィの言葉に頷いたウィルはエリザスレインに視線を向け
「……………仕方ないわね………”使徒”にはならないけど、”守護天使”になって貴方達が間違った道を進まないように見張ってあげるわ………」
視線を向けられたエリザスレインは溜息を吐いた後、苦笑しながら見つめて言った。
(フッ。まさかこのような形で”神格者”になるとはな………仙狐様もさぞ喜ばれるだろう………)
「うふふ。”神格者”にまで上り詰めるとはさすがは精霊王女たるこの私が愛する男ですわ!」
「―――――――!」
「ククク………どうやら我は永遠にウィルに従う身になってしまったな………だが、決して悪くない気分だ………」
そしてウィルのかつての戦友達がウィル達に近づき、それぞれ微笑みを浮かべていた。
「フッ。どうやらユイドラは永遠に安泰になったようだな……」
「ええ………」
ウィル達の様子をリウイは口元に笑みを浮かべて、優しい微笑みを浮かべているイリーナと共に見守っていた。
「さて……ウィルフレドへの礼は終わりました。貴女達はどうします?貴女達も彼のように望むのなら”神格位”を分け与えますが。」
「う、う〜ん………別にあたしは永遠の命を欲しいとは思っていないから”神格位”はいらないわよ?」
「ミントも。………そうだ!ママ、いい事を思いついたよ♪」
「へ?それって何??」
「ちょっとこっちに来て。……………あのね………」
「…………?」
自分から少し離れて小声で会話しているエステルとミントの様子にフェミリンスは眉を顰めて見つめていた。
「!なるほど………それはいい考えね!オッケー、その2つにしましょう!」
「うん!」
そしてフェミリンスから離れていたエステルとミントは再びフェミリンスに近づいた。
「………その様子ですと礼を相談していたようですが決まったのですか?」
「うん。あたしとミントの礼を合わせて2つでいいでしょ?………で、一つはパズモ達――――あたしをずっと支えてくれた友達を貴女の力で今より強くして!ここまで戦ってこれたのはみんなのお蔭だし………そんなみんなにお礼ができるのはそれぐらいしか思いつかないし………」
「………わかりました。ただし”魔神”である”
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