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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
外伝〜姫神の新たなる道〜(9章終了)
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れるだけどよかったし……」

フェミリンスの申し出を聞いたウィル達が考え込んだその時

「………そうじゃ!フェミリンスよ、お主の力でウィルを”神格者”にする事は可能か!?」

リフィアがフェミリンスを見つめて叫び

「え!?」

「なっ!?」

「リ、リフィア?一体何を………?」

リフィアの言葉を聞いたセラウィとエリザスレインは驚き、ウィルは戸惑った表情でリフィアに視線を向けた。

「お主はユイドラや我等メンフィルにとってなくてはならない存在じゃ!人間の身で生を終えるのは余りにも惜しすぎる!……それにもし”神格者”になれば愛する妻達と永遠に暮らせるし、ユイドラを永遠に見守れるぞ!」

「………まあ、”神格者”なら”使徒”が作れるからセラウィ達を”使徒”にすれば可能だね。」

そしてリフィアはウィルの疑問に胸を張って答え、エヴリーヌは複雑そうな表情でフェミリンスとウィルを見比べて呟いた。

「い、いきなりそんな事を言われても………第一、貴女を信仰している訳でもないのだから、無理でしょう?」

リフィアの答えを聞いたウィルは溜息を吐いた後、戸惑った表情でフェミリンスに尋ねた。

「………貴方がそれを望むのなら、我が”神格位”を分け与えましょう………私は先程礼を差し上げると言ったのですから。」

「………………………」

「ウィル……………」

「………どうするつもり、ウィル。」

フェミリンスの答えを聞いたウィルは驚いた後考え込み、セラウィは懇願するような表情で真剣な表情のエリザスレインと共にウィルを見つめた。

「………まさかこんな形で俺達の夢をずっと一緒に叶えられる形になるとは夢にも思わなかったね、セラウィ。俺の”使徒”になって、永遠にユイドラをみんなが仲良く生きて行ける街にする事を手伝ってくれるかい?」

「ウィル…………!はい、喜んでっ……!」

そしてウィルは微笑みを浮かべてセラウィを見つめ、見つめられたセラウィは嬉しさの表情で涙を流しながら頷いた。

「……………よろしいのですね?」

ウィル達の様子を見たフェミリンスは静かに問いかけ

「はい、お願いします。」

問いかけられたウィルは力強く頷いた。

「わかりました………ウィルフレド・ディオン。………我が”神格位”を受け取りなさい。」

フェミリンスは両手を天へとかざし、ウィルの前に膨大な魔力や神気が籠った球体を発生させ、球体をウィルは自分の身体に押し込んで同化させ、そしてウィルは決して老いず永遠の命を持つ身体―――”神格者”になった!



「………これが”神格者”の力………凄い魔力だな………」

”神格者”になったウィルは自分の身体から伝わって来る膨大な魔力に驚き

「ウ
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