外伝〜姫神の新たなる道〜(9章終了)
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自分の未来の姿に興味があります。お願いしてもいいですか?」
ティータは興味深そうな表情で真剣な表情のティオと共にミントに近づき
「はあ………おい、ティータ。そんなズルすんじゃねえ。何年か待てば勝手に大人になるだろうが。」
「うむ。それが自然な形だ。」
アガットは溜息を吐いた後ラグタスと共にティータ達に近づいて諌めていた。
「み、みんな落ち着いて〜!」
そして仲間達に詰め寄られたミントは混乱した様子で叫んだ。
「ア、アハハ………今でも混乱しているけど結果オーライね。よかったわね、フェミリンス。呪いが解けて。」
ミント達の様子を見たエステルは苦笑した後、口元に笑みを浮かべてフェミリンスを見つめた。
「…………………………まさか私の呪いを他種族が解くなんて…………」
エステルに見つめられたフェミリンスは信じられない表情で自分の身体を見つめて考え込んだ後立ち上がり
「…………ヴィリナの裁定の真の意味がようやくわかった気がします……………」
静かに呟き、エステル達を見つめた。
「………貴女達が信じる人々の”絆”………私も信じたくなりました………」
「ホント!?」
「俺達の想いが伝わって、よかった………」
フェミリンスの言葉を聞いたエステルは明るい表情をし、ウィルは微笑み
「馬鹿なっ!?フェミリンスの考えを本当に改めさせるとは………!」
「…………………」
「あ、ありえん!あの人間共、何者だ!?」
「あの2人って本当に人間なの??」
フェミリンスの言葉を聞いたリウイは目を見開いてフェミリンスを見つめ、エクリアは絶句して信じられない表情で、驚きの表情のディアーネやエヴリーヌと共にエステルとウィルに視線を向けた。また、リウイの仲間達も驚きや信じられない表情でエステルとウィル、そしてフェミリンスを見つめていた。
「―――人の子達と我が呪いを解いた竜の子よ。名をなんと言うのです?」
そしてフェミリンスはエステルとウィルに視線を向けて尋ね
「あたしの名はエステル!エステル・ファラ・サウリン・ブライトよ!遊撃士をやっているわ!」
「ミントの名はミント・ルーハンス・ブライト!ママとパパの娘でママ達と一緒に遊撃士をやっているよ!」
「俺の名はウィルフレド・ディオン。全ての種族が共存しているユイドラの領主さ。」
「………エステルにミント、そしてウィルフレド………私の呪いを解く事を最後まで諦めず、そして解いた事、心より感謝します。………感謝の礼を差し上げたいのですが、何かないでしょうか?」
「う、う〜ん………そう言われても特にないんだけどな………」
「そうだよね……」
「ただ、あたし達の考えをわかってく
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