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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
外伝〜姫神の新たなる道〜(9章終了)
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「対象者の時空のみを操るなんてむ、無茶苦茶や………”幻の至宝”でもできるかどうかわからん”奇蹟”やんか………」

リースは信じられない表情でミントを見つめ、ケビンは口をパクパクさせてミントを見つめた。

「ミ、ミントちゃん。元の姿―――大人に戻れるの?」

「うん、できるよー。」

そしてティータは恐る恐るミントに尋ね、尋ねられたミントは呑気に答えた後再び光を自分に当て、元の姿―――成長した時の姿に戻った。

「ミ、ミ、ミント!いつ、そんなとんでもない事ができるようになったのよ!?」

元の姿に戻ったミントにエステルは混乱しながらミントに近づいて叫んだ。そしてミントは自分を指定していた”扉”で全ての記憶と自分の正体を見て、思い出し、そして時空を操る事ができるようになった事を説明した。

「ミントちゃんがそんなとてつもない存在だったなんて…………」

「”刻”を司り、時空を操る事ができる竜―――”真竜”……まさかそのような竜が存在しているとはな………」

説明を聞いたクローゼは信じられない表情でミントを見つめ、アスモデウスは驚きの表情でミントを見つめ

「アスモデウスでも知らないのかい?」

アスモデウスの様子に気づいたウィルはアスモデウスに視線を向けて尋ね

「うむ。まあ、もしそのような存在がいれば間違いなく時空を操る女神―――エリュアの眷属として歴史に名を残すはずだ。もしくは………その竜自身がエリュアかもしれんな。」

「アハハ。ミントはみんなとは異なる世界だから違うよ〜。」

(ケビン、どうするの?”竜”とはいえ時空を操るなんて所業………どう考えても”神”や”至宝”だけが起こせる”奇蹟”としかいいようがないけど。)

(どうするも何もこんなとんでもない事、報告できるかいな!?生物でありながら時空を操るなんて存在………万が一外部に漏れたらどえらい事が起こるっちゅうに!)

尋ねられたアスモデウスは重々しく頷いて答えた後興味深そうな様子でミントを見つめ、見つめられたミントは苦笑し、リースは小声でケビンに尋ね、尋ねられたケビンは頭を抱え、疲れた表情で溜息を吐いて答えた。



「ミント!そんな素晴らしい事ができるんだったらあたしの身体も今より若くして!」

「わらわの身体を元の大人の姿に戻してくれ!頼む!」

「せ、先輩〜。若返った状態で元の世界に戻った時、どうするんですか?」

「はあ………神の癖に何をやってんのよ、あんたは………」

そしてシェラザードとレシェンテはミントに詰め寄って真剣な表情で叫び、アネラスは苦笑し、マリーニャは呆れて溜息を吐き

「ミ、ミントちゃん。ちょっとの間でいいから私を大人の姿にしてもらってもいいかな?」

「……私も少しだけ
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