外伝〜姫神の新たなる道〜(9章終了)
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継いだ聖なる大魔術――――エクスピアシオンをエクリアの大魔術と共に放ってブレアードをボロボロにした。
「たくさんの人達を不幸にした貴方だけは許さない!ハァァァァァァ…………!」
一方ミントは怒りの表情でブレアードを睨んだ後竜化し
「時空よ!この世に生きる全ての生命に仇名す邪に裁きを!今こそ崩壊せよ!………時空大崩壊――――――ッ!!」
膨大な魔力を全身に纏って咆哮した!するとブレアードの全身が空間が歪むと共に消滅し始めた!
「ば、馬鹿な………か、身体が崩れる………!おのれ――――――――――ッ!!」
ミントが放った時空を操る事ができる真竜のみが扱える仇名す者達の時空を歪め、塵も残さず消滅させる恐るべき大魔術にして禁断の大魔術――――時空大崩壊をその身に受けたブレアードは断末魔を上げながら消滅した!
「フウ………これでようやく終りね!」
「………ああ。あの様子ならもう2度と復活して来ないだろう。」
「最後の最後までしぶとかった奴だな。」
ブレアードの消滅を確認し、元の姿に戻ったエステルとリウイ、セリカはそれぞれ武器を収めた。
「ヨ、ヨシュアお兄ちゃん……?今、エステルお姉ちゃんの背中に翼が生えていたよね……?」
一方ティータは表情を引き攣らせてヨシュアに尋ね
「………うん。最後の試練に行く前にエステル、教えてくれたんだ。”天使”の力で自分の背中に光の翼を宿らせられる事を。でも今のはさっき契約した神――――フェミリンスの力で翼を宿らせたんだと思うよ?」
「おいおい………そんなのありかよ………」
「もう完全に人外化しているじゃない、あの娘………」
尋ねられたヨシュアは苦笑しながら答え、ヨシュアの答えを聞いたアガットとシェラザードは疲れた表情で溜息を吐いた。
「予想外の事態もあったがこれで試練は全て終わった。」
「後の事はよろしくお願いします、ケビンさん。」
そしてリウイは静かに呟き、エクリアはケビンに視線を向け
「………はい。後の事は任せといてください。」
エクリアに視線を向けられたケビンは頷いて答えた。その後庭園に戻ったケビン達は休憩をした後、再びメンバーを編成し、ケビン、リース、リタ、クローゼのメンバーで結界が解かれ、霧に包まれている道を進み、ある場所に到着した。
〜???〜
「え………」
「………やっぱりか。」
霧の中を抜け、ある場所に到着したリースは目の前にある建物を見て驚き、ケビンは納得した表情で呟き
「ここは………どうやらエルベ離宮ではなさそうですね。」
見覚えのない景色にクローゼは真剣な表情で呟いた。
「ええ………」
そしてケビンは建物の扉に近づいて
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