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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
外伝〜姫神の新たなる道〜(9章終了)
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ミントを見つめた。

「フェミリンスさんは呪いにかかっているんだよね?要はその呪いにかかる前の状態にすればいいんだよね?」

「そ、それはそうですが一体何をするつもりなのですか………?」

ミントの話を聞いたエクリアは戸惑った表情でミントを見つめて尋ねた。

「えへへ、だったら簡単だよ。今治すから待っててね…………………えいっ!」

尋ねられたミントは無邪気な笑みを浮かべた後片手をフェミリンスに向かって出した。すると出した片手が光を放ち、フェミリンスを包み込み、そして光は消えた。



「………?なっ………あ、ありえない………呪いが………なくなって………いる………!」

光に包まれたフェミリンスは何かの違和感を感じた後、信じられない表情をして呟いた。

「何!?」

「え!?」

「馬鹿な!?ブレアードかかけた”殺戮の魔女”の呪いを解除しただと!?」

「ミ、ミ、ミント!?一体何をしたの!?」

そしてフェミリンスの言葉を聞いたリウイとエクリアは目を見開いて驚き、ディアーネは驚きの表情で叫び、エステルは信じられない表情でミントに視線を向けて叫んだ。

「えっとね。フェミリンスさんが呪いにかかる前の状態に”戻した”んだ。」

「も、”戻す”………?」

ミントの説明を聞いたエステルは理解できず首を傾げ

「………まさか。対象者の”時の流れ”を戻したのですか………?」

ミントの言葉から何かを察したセラウィは信じられない表情でミントを見つめて尋ね

「うん、そうだよ。」

尋ねられたミントは微笑みながら頷いた。



「………………………」



ミントの答えを聞いたその場にいる全員は黙り込み、静寂が訪れたが

「ええええええええ〜〜〜〜〜〜〜っ!?」

全員が驚きの表情で叫び、神殿内を響き渡らせた。

「ちょ、ちょ、ちょっと待て!いくらなんでもそれはありえへんとちゃうか!?生物が時を自由自在に操るなんて、そんなの神でもできるかどうかわからん”奇蹟”やで!?」

そしてケビンは混乱した様子でミントを見つめて叫んだ。

「む〜……だったら今、信じさせてあげる。……えいっ!」

ケビンの言葉を聞いたミントは頬を膨らませた後、片手に光を纏わせ、自分に光を当てた。するとミントは光に包まれ

「えへへ。ママ達にとってこの姿は久しぶりだね!」

光が消えるとなんとそこには幼い姿のミントがいた!

「………………」

「自分の身体を若返らせるなんて………!」

幼いミントを見たエステルは言葉を無くして口をパクパクさせ、ヨシュアは信じられない表情でミントを見つめた。

「……信じられない。まさか本当に”時”を”操る”なんて………」
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