第101話
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こら、そこ!今、肝心な事を話しているんだから、余計な事を言わない!雰囲気が台無しになるでしょーが!」
「エステル………君の今の言葉で、雰囲気が台無しになっているって………」
笑っているサエラブ達にエステルはジト目で睨んで指摘し、エステルの指摘を聞いたウィルは苦笑しながら言った。
(クク………お前もその一端を背負っている事に気づいているか、ウィル?)
そしてウィルを腕輪を通して見ているアスモデウスは不気味な笑みを浮かべていた。
「………姫神を相手に何をやっているのだ、奴等は………」
「全く………よくもまあ、あんな命知らずな事ができるわね。」
「世界広しと言えど、あんな事ができるのはお二方ぐらいでしょうね………」
「「フフ………」」
「”神”を前にして、恐れず普段通りに振舞う。うむ、さすがは余が認めた”友”達じゃ!」
エステル達の様子を見たリウイとエリザスレインは呆れて溜息を吐き、エクリアは苦笑しながらエステル達を見つめ、イリーナとセラウィは微笑みながらエステル達を見守り、リフィアは自慢げに胸を張ってエステルとウィルを見つめた。
「………ありえない………力ある者達が力劣る者達と笑い合えるなんて………」
一方フェミリンスは信じられない表情でエステル達を見つめ
「っと………コホン。………ね、今の見たでしょ?種族は違えど、”人”はみんな一緒。だからこうやって、共に笑い合える事も争いをなくす事もできるわ!」
フェミリンスの視線に気づいたエステルは太陽のような眩しい笑顔でフェミリンスを見つめ
「それが俺達………”人”だよ。」
エステルに続くようにウィルは微笑みを浮かべてフェミリンスを見つめた。
「………………ない………………」
一方2人に見つめられたフェミリンスは身体を震わせながら呟き
「へ?」
フェミリンスの言葉を断片的にしか聞き取れなかったエステルは首を傾げたその時!
「認めない!」
フェミリンスは魔力弾をエステル達に放った!
「させぬ。」
するとウィルの腕輪が光を放ち、エステル達を覆うようにドーム型の結界が展開され、フェミリンスの攻撃を防ぎ、そしてアスモデウスがエステル達の近くに現れた!
「ちょっ………いきなり何するのよ!?」
フェミリンスのいきなりの行動に呆けていたエステルは我に返った後、フェミリンスを睨み
「黙りなさい!私は認めません!私は忘れない!私に”殺戮の魔女”の呪いをかけた愚かにして憎き魔の者達を!そんな者達が人間達と決して手を取り合う事はありません!ハァァァァァァ………!!」
エステルに睨まれたフェミリンスは叫んだ後膨大な殺気を纏ってリウイ達を睨み、全身に膨大な魔力を纏った。す
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