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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第100話
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いう事か!リウイは”魔神”と”姫神”の力………両方の力を解放したのじゃ!」

「あ………!」

「うふふ。魔神と神の力を両方とも扱えるなんて、さすがパパね♪」

「………リウイお兄ちゃんが強くなるのはいいんだけど、フェミリンスの力なのがちょっと複雑………」

「あなた………!」

リウイの状態――――内に秘められし真の力である”魔神”と”姫神”の力を全て解放した事に気づいたリフィアは叫び、リフィアの言葉を聞いたプリネは声を上げ、レンは口元に笑みを浮かべ、エヴリーヌは複雑そうな表情でリウイを見つめ、イリーナは明るい表情になってリウイを見つめた。



「今こそ貴方を超えさせてもらう、父上っ!ハァァァァァァ………!!」

内に秘められし”魔神”と”姫神”の力を解放するクラフト――――神魔覚醒を習得すると共にその身に膨大な魔の力と神の力を宿らせたリウイは、武器を構え直して全身に膨大な闘気、魔力、神気を溜め始め

「フフ、ようやく気付いたか。オォォォォォォ…………!!」

グラザは口元に笑みを浮かべた後、再び全身に膨大な闘気や魔力を溜め始めた。そしてそれぞれの力を溜め終わった2人は同時に解き放った!

「お前の真の力を私に見せてみろ、リウイ!!」

グラザはSクラフト―――魔血の目覚めによる魔の力が籠った衝撃波の津波を放ち

「我に秘められし真の力………全てを呑みこめっ!神魔の目覚め!!」

リウイは自身の核から光と闇の力を極限まで解放し、膨大な闘気と共に解き放つ究極の奥義――――神魔の目覚めによって発生した神と魔の力が籠った衝撃波の津波を放った!するとリウイが放った衝撃波はグラザが放った衝撃波を一瞬で呑みこみ、グラザを襲った!

「それでいい………」

自分に襲い掛かる衝撃波の津波をグラザは満足げな笑みを浮かべながらその身に受け、そして地面に倒れた!



すると2人を閉じ込めるように展開されていた結界は解けた!


「結界が解けた………という事は………!」

「か、勝ったんだ!」

結界が消えて行く事を確認したケビンは信じられない表情をした後、明るい表情をしたエステルと共にリウイに視線を向け

「あなた………!」

イリーナは優しい微笑みを浮かべた後、仲間達と共にリウイに駆け寄った。

「………成長したな、リウイ………あの泣き虫だった男の子がよくぞ、ここまで立派になったものだ………」

一方地面に倒れていたグラザは立ち上がって、口元に笑みを浮かべてリウイを見つめ

「………俺一人ではここに来るまで生きて来こられなかった………今まで俺を支え続けた仲間達のお蔭です、父上………」

グラザに見つめられたリウイは自分に駆け寄った仲間達を見回して、口元に笑みを
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