第99話
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ペテレーネはグラザを驚きの表情で見つめた後、リウイに視線を向け
「…………父上……………」
リウイは驚きの表情で目を見開いて呟き、グラザを見つめていたが
「………フッ。なるほど………”試練”を受ける俺にとって最も相応しい相手を出してきたか、”影の王”………!」
すぐに状況を思い出して、不敵な笑みを浮かべてグラザを見つめた後、グラザに近づき
「……………ずっと疑問に思っていた………ケルヴァンの謀があったとはいえ何故、貴方はガーランド如きに討ち取られたのか………と。その疑問がようやく解ける………父上。何故、貴方は本気を出さなかったのです?魔神である貴方が本気を出せばあのような者、容易に返り討ちにできたはず!」
静かな表情で呟いた後、真剣な表情でグラザを見つめて叫び
「………その答えを知りたければ、私に打ち勝つ事だ、リウイ。」
グラザは静かな表情で答えた後、異空間から剣を出して構え
「構えろ、リウイ。………あの泣き虫だった男の子が本当に成長したのか………父として……確かめさせてもらう。」
全身から膨大な魔力や闘気をさらけ出し、そして詠唱をした。するとリウイとグラザを中心にドーム型の結界が展開された!
「………いいでしょう。もう俺はあの頃の俺ではなく………”闇夜の眷属”を率いる”王”である事を貴方に知ってもらう!」
対するリウイは不敵な笑みを浮かべた後、全身から膨大な覇気や闘気、魔力をさらけ出し、鞘から細剣を抜いて決意の表情で細剣の切っ先をグラザに向けて叫んだ!
「全身全霊を持って挑まさせてもらう!父上っ!」
「来い、リウイ!」
こうしてリウイは”深凌の楔魔”第四位の魔神にして父―――グラザとの一騎打ちの戦闘を開始した………!
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