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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第98話
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びいて”結社”を抜けるとは夢にも思いませんでしたわ。」

剣と盾を持つ仮面の女性は口元に笑みを浮かべてレーヴェに視線を向け

「え………」

「なっ!?ま、まさかあんた達………!」

女性の言葉を聞いたプリネとエステルが驚いて女性達を見たその時

「我が名はアリアンロード。”身喰らう(ウロボロス)”の第七柱にして、”鋼”の名を冠されています。どうかお見知りおきを。」

仮面を付けていない女性――――”鋼”のアリアンロードが前に出て名乗り

「アリアンロード様に仕える”鉄機隊”が隊士、”剛毅”のアイネスという。お見知りおき願おうか。」

「ふふっ。”鉄機隊”が隊士、”魔弓”のエンネアよ。」

「”鉄機隊”が隊士、”神速”のデュバリィです。不本意ですがこの先は私達が阻まさせて頂きますわ。」

アリアンロードの続くように斧槍をその手に持つ仮面の女性――――”剛毅”のアイネス、弓をその手に持つ仮面の女性―――”魔弓”のエンネア、そして剣と盾をその手に持つ仮面の女性―――”神速”のデュバリィがそれぞれ名乗り出た。

「なっ!”結社”の”第七柱”って事は………まさか”蛇の使徒”!?なんで”結社”の連中がリウイ達の”試練”に出てくるのよ!?」

アリアンロード達の名を聞いたエステルは驚きの表情でアリアンロード達を睨んで叫び

「………それはいずれわかる時が来るでしょう………最もこの私を超え、見事”試練”に打ち勝ち、元の世界に帰還できれば、ですが。」

エステルの叫びに対しアリアンロードはシルフィアに一瞬視線を向けた後詠唱をした。すると異空間から身の丈ほどのある突撃槍(ランス)を出して構え、アリアンロードに続くように”鉄機隊”の戦乙女達もそれぞれ武器を構えた!



「――――全員でかかって来るがいい。我等は今までの者達と違い、余計な者達は呼ばない。」

「フフ、”大陸最強”の英傑達に見せてさしあげますわ………アリアンロード様と我等”鉄機隊”の力を!」

「いざ、尋常に勝負ですわっ!」

「………フン、舐められたものだな。俺達全員を相手にたった4人で挑むとは………」

アイネス、エンネア、デュバリィの言葉を聞いたリウイは表情を不愉快そうに変え、すざましい怒気や覇気を纏ったその時

「………陛下。敵将は私にお任せを。………我が剣と忠誠………今こそお見せします!」

「勿論、私もシルフィア殿と共にお見せしましょう………我が忠誠を!」

「”結社”の者達が相手なら俺が出ないわけにはいかない。………”鋼の聖女”が率いる者達の相手の内の一人は俺にさせて頂きたい、陛下。」

「くふっ♪エヴリーヌを前に”魔弓”なんて名乗っているふざけた奴はエヴリーヌがつぶすよ、お兄ちゃん♪」

シルフ
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