第98話
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…」
カリアスが消滅した後、リウイは不敵な笑みを浮かべ、イリーナはその場で祈りながらカリアスが消滅した場所を見つめていた。その後リウイとイリーナは仲間達の援護に回り、敵達を全滅させた。
「………終わったか。」
「最後の”試練”の先鋒は誰が出てくるか期待していたけど………つまんない奴等ばかりだったわね〜。先鋒がこれじゃあ、”守護者”以外期待できないじゃない。」
「そうね………フフ、早く”守護者”と戦いたいわ。」
戦闘が終了し武器を収めたリウイは静かに呟き、カーリアンは溜息を吐き、ファーミシルスは不敵な笑みを浮かべた。
「………ですが、試練を阻む者達はかつての敵達だけではないという話ですから、ひょっとしたら………」
「かつて私達と共に戦った人達――――リオーネ姫やセリエル姫達が立ちはだかるかもしれないわね。」
「………誰が出てきてもいいように、常に心の準備をしておきましょう。」
一方ペテレーネは不安げな表情で呟き、ペテレーネの意見に頷くようにラピスとイリーナが静かに答えた。その後探索を再開したリウイ達は先を進み続け、ある程度進むと騎士の鎧を全身に付け、仮面を被った女性達が待ち受けていた。
「――――来ましたか。」
仮面をつけ、顔を隠している女性達の中で唯一仮面をつけていない太陽のように輝く蜂蜜色の髪を腰までなびかせる女性が澄んだ声で呟き、リウイ達を見つめた。
「………?私は初対面だが……リン姫やファーミシルス大将軍達はあの者達を存じていますか?」
「いや。私達も初めてだ。」
「……私達も初対面よ。」
女性達に気づいたティファ―ナは首を傾げた後、リンやファーミシルスに視線を向け、視線を向けられた2人はそれぞれ眉を顰めて答え
「へ〜………周りにいる仮面を付けた娘達も中々楽しめそうだけど………一番楽しめそうなのはあの仮面を付けていない女ね。下手をすれば”剣聖”をも超えている気配よ、あの女。」
「と、父さんを!?」
「………何者だ。」
一方カーリアンは自分達の前に立ちはだかる女性達を好戦的な笑みを浮かべて順番に視線を向けて呟き、カーリアンの言葉を聞いたエステルは驚き、リウイは静かな表情で女性達を睨んで尋ねたその時
「あの騎士装束……仮面………まさかお前達は!何で、お前達がこの”試練”にいんねん!?」
「馬鹿なっ!何故、貴女が!?」
ケビンは女性達を見回して信じられない表情をし、レーヴェは驚きの表情で仮面を付けていない女性を見つめた。
「へ?」
「レーヴェ、知っているの?」
ケビンとレーヴェの様子に気づいたエステルは首を傾げ、プリネが尋ねたその時
「フフ、久しいですわね、”剣帝”。まさか貴方が女にな
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