第97話
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奴………絶対に許さない!」
「私もラピス様達のお供することをお許しください、リウイ様!………………ガーランドは私のもう一人の母であったプリゾア様の仇でもあります………!」
「………わかった。奴の相手はお前達に任せる。」
それぞれ闘志を高ぶらせているラピス、エヴリーヌ、ペテレーネの様子を見たリウイは頷いた。
「リウイ!ケルヴァンは私が討ち取るわ!」
「フン、それは私の役目よ。」
「……どっちでも構わん。口喧嘩をする暇があるのなら、協力してさっさと討ち取れ。」
そしてカーリアンとファーミシルスの言葉を聞いたリウイは呆れた後指示をし
「………”姫将軍”。かつての部下達と戦えるか?」
現れた兵達の中にかつて戦った国の兵―――カルッシャ王国兵達とアイゼンに視線を向けたリウイは武器を構えたエクリアに視線を向けて尋ね
「………私如きにお気遣い、ありがとうございます、リウイ様………私は既にカルッシャ王家を捨てた身。無用な心配です。」
尋ねられたエクリアは静かに答えた。
「ならいい……………イリーナ。お前はどうする?」
「………勿論、あなたと共に戦います。私はあなたの妻なのですから。」
「………そうか。」
そしてイリーナは決意の表情でリウイの隣に出て、杖を構えた。
「!?正気ですか、イリーナ様!その男は母国の兵達を殺し………貴女を汚した男ですぞ!?」
リウイの隣で杖を構えたイリーナを見たアイゼンは信じられない表情で叫び
「……アイゼン将軍。今の私はメンフィル帝国初代皇帝リウイ・マーシルンに嫁いだ身。私が愛する方を傷つけるのなら、例え祖国の者でも許しません。」
アイゼンの言葉を聞いたイリーナは凛とした表情で答えた。
「なっ……イリーナだと!?」
一方アイゼンの言葉を聞いたカリアスは驚いてイリーナを見つめた。
「………カリアス皇子。かつての婚約者であった者として…………せめて私が我が夫リウイと共にお相手しましょう。」
「なっ………!クッ………貴様―――――ッ!イリーナ姫に何をした!?」
自分に杖を向けるイリーナを見たカリアスは驚いた後殺気を纏ってリウイを睨んだ。
「フッ、もう忘れたのか?………ならばもう一度だけ教えてやろう。イリーナの操……いや、イリーナの”全て”は俺が貰った。身体だけでなく、心もな。」
睨まれたリウイは不敵な笑みを浮かべ
「貴様―――――――――ッ!!」
リウイの言葉を聞き激昂したカリアスは単騎でリウイに向かった!こうしてリウイはイリーナと共にカリアスと、カーリアンとファーミシルスはケルヴァンと、ラピスとエヴリーヌ、ペテレーネはガーランドと、エクリアはアイゼンと対峙し、他の仲間達はカリアス達が召喚
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