第97話
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」
「クク………あの時は油断したが………今度はそういはいかねえぜ。あの時テメエによって壊れた俺の全て……今度はテメエの番だ。」
高貴な雰囲気を纏わせている青年は殺気を纏ってリウイを睨み、青年の傍にいる老将軍は信じられない表情でイリーナとエクリアに視線を向け、さらにその隣にいる戦士は醜悪な笑みを浮かべてリウイを見つめた。
「…………ケルヴァン、カリアス、ヒルチナで討ち取ったカルッシャの将、そしてガーランド………貴様らか。」
「貴方は……!」
「えっ………」
自分達の行く手を阻む敵達をリウイは目を細めてそれぞれ順番に視線を向けて睨み、エクリアは老将軍――――アイゼンを見て驚き、リウイの言葉を聞いたイリーナは驚いた表情でカリアスに視線を向け
「あっ!あいつは!」
「やっぱり出たわね、ケルヴァン!」
「ちょうどいいわ!今度は私の手で討ち取ってくれる!」
ケルヴァンを見たエステルは声を上げ、カーリアンとファーミシルスはケルヴァンを睨み
「あの者が………グラザ様を討った人物………ガーランド。」
「フーン…………あいつがグラザお兄ちゃんを。」
ラピスは静かな怒りを纏って、膨大な殺気を纏ったエヴリーヌと共に戦士―――ガーランドを睨んだ。
「………フッ。今までの試練で現れた者達の事を聞き、どれほどの強者が現れるか期待していたがまさか貴様らとはな………正直、失望した。………特にカリアス。貴様ではなくせめてレノン王相手ならまだ戦い甲斐があったのだがな………」
自分達が相手をする敵達を見回したリウイは不敵な笑みを浮かべて呟いた。
「何だと!?この私を愚弄するか、魔物風情が!今度こそ貴様を討ち取ってイリーナ姫をこの手で取り返す!」
一方リウイの言葉を聞いたカリアスは剣を構えてリウイを睨んだ後詠唱をした。すると無数の兵達が現れた!
「クク………さあ!憎き私やガーランドを滅し、今度こそ闇の王へと目覚めて下さい、リウイ様!」
ケルヴァンは醜悪な笑みを浮かべた後詠唱をし、無数の魔物や合成獣達を召喚し、双剣を構えた!
「あの時の借りを返させてもらうぜ!オラァッ!!」
そしてガーランドはリウイに先制攻撃をしかけたが
「ハッ!」
「何!?」
迎撃の構えをしたリウイの前にラピスが飛び込み、斧槍を振るってガーランドの攻撃を跳ね返し
「死ね!」
「死愛の魔槍!!」
「チッ!!」
続けてエヴリーヌとペテレーネはそれぞれ攻撃し、攻撃に気づいたガーランドは舌打ちをして後ろに跳躍して回避した。
「………陛下。僭越ながらガーランドの相手は私にさせて下さい。」
「エヴリーヌもラピスと一緒に戦う!グラザお兄ちゃんを殺した
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