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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第96話
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大なる覇王ヴァイスハイトが目指した全てを守る力………その身に受けよ!出でよ!イラストリアス!!」

その時、マウアが前に出て大声で叫んだ!すると異空間から巨大な魔導戦艦が現れ

「全砲門……開門!!」

マウアの指示に応えるかのように魔導戦艦イラストリアスの砲門が全て開き

「全弾………撃て―――――――――ッ!!」

魔導戦艦イラストリアスは怒涛の砲撃の嵐を敵に放った!

「アアアアアアアアアアアア―――――ッ!?」

怒涛の砲撃の嵐をその身に受けた敵は再生して行く肉体が再び焼き尽くされる事に悲鳴を上げた!

「フフ………皆さんにもメルキアが誇るイラストリアスの真の力をお見せできて本望です。」

砲撃の嵐を撃ち終えたイラストリアスと共にマウアはセリカ達に微笑みを見せて光と共に消滅した。



「………残りは私達か。我が名は”不死騎兵隊団長”レクシュミ・パラベルム!この名を冥府への土産とするがいい!」

「巫女様!我等レウィニアの客将セリカの明日を切り開く力を我等に!」

「全ての運命は水の流れるままに………」

マウアが消滅するとレクシュミ、レヴィアが前に出て身構え、水の巫女は静かに呟いた後詠唱を開始し

「マーズテリアよ………今こそ御力を………!」

「我が力、信仰心の全ては争いがなく、共存していく世界への為に!」

クリアは祈った後詠唱を開始し、ロカは決意の表情で槍を構えた!

「「巫女様………我が剣に力を………!この一撃で全てを決める!水巫女の神剣!!」」

そしてレクシュミとレヴィアは同時に巨大な水の剣を放ち

「清らかなる水よ………全てを浄化し、新たなる命への道標となりなさい………清浄の津波………!!」

詠唱を終えた水の巫女は膨大な聖気と神気が籠った津波を放ち

「世界を照らす陽だまり達よ………闇に覆われし昏き大地をその光を持って、全てを照らせ!ティアラクーナ!!」

クリアは全てを浄化する超越した聖光を放ち

「この一撃にて全てを決する!マーズテリアよ、我が槍に御身の力を!軍神の神槍!!」

ロカは膨大な聖気を帯びた巨大な光の槍を放った!

「アアアアアアアアアアアア―――――ッ!?か、身体ガ崩レル………!」

5人が放った聖なる奥義や大魔術は敵の全身のありとあらゆる場所を浄化して消滅させ、全身消滅した敵は人型の姿になった後、2人に別れ、一人はかつて人間であったセリカの姿に、一人はサティアによく似た姿の女性―――アイドスとなり、それぞれ膨大な瘴気と結界を纏っていた。

「”神殺し”セリカとその仲間達よ!今こそ全ての決着をつけろ!」

「さっさと決着をつけて、レウィニアに戻って来るのだぞ、セリカ!」

「最後の最後に貴方の力
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