機動戦艦ナデシコ
1355話
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ってきたのか。
にしても、レモン達には意味がなくて、それ以外のシャドウミラーの隊員には効果がある? どんな効果なのか、非常に気になるな。
「それで、具体的にはどんな効果だ?」
その言葉に、待ってましたと言いたげに笑みを浮かべるレモン。
……レモンがこういう笑みを浮かべるってのは珍しいな。
『今のホワイトスター最大の問題点は何だと思う?』
「人材の不足ね。色々と思うところはあるけど、それが一番問題だと思うわ。幸いエルフ族が多くなったし、他にもシャドウミラーに所属する人も増えてくるだろうから、いずれ解決するかもしれないけど」
政治班という事で、特にその辺が大きいのだろう。
今はまだ世界の数がそれ程多くないし、何か問題がある世界もそう多くはない。
一番問題が多いのが、木連との関係があったり、シャドウミラーがまだ完全に浸透しているとは言えないナデシコ世界だろう。
事実、エザリア、あやか、千鶴の3人は連日のように交渉に引っ張り出されているのだから。
続いて、BETAの件がまだ完全には解決していないマブラヴ世界。
既に戦力的にはマブラヴ世界の住人だけでハイヴを攻略出来るようになっていると考えれば、そこまで騒動自体は大きくない。
……もっとも、その分復興とかそっち関係で交渉が必要になってくるんだろうが。
その辺はホワイトスターに残してきたレオンが対応している筈だ。
大きな騒動のない世界であっても、他の世界との交渉はある。
それこそ、細かいのを考えれば休む暇が殆どないってくらいに。
魔法球があるからこそ、やって行けてるのは事実だ。
そんな風に忙しい政治班だったが……
『そうね。そしてシャドウミラーに所属している人は、ホワイトスターにいる限りは不老でいられる。時の指輪の受信機を付けていれば。けど交渉をするとなると、ホワイトスターの外に出て行く必要も多いでしょう? それは政治班だけじゃなくて、実働班も同じよね?』
レモンの言葉に皆が頷きを返す。
そう、シャドウミラー最大の売りでもある、不老。
その不老に関しては、色々と条件がある。
そして幾つかある条件の中で最大の縛りが、ホワイトスターにいなければ時の指輪の受信機が効果を発揮しないという点だ。
そこまで考え、もしかして……と、思う。
レモンがこの話題を出してきたという事は、そこに必ず何らかの意味がある筈であり……
そんな俺の表情を見て、レモンは俺が何を考えているのかを理解したのだろう。
そもそも、俺とレモンの付き合いは長い。
ヴィンデルと3人でシャドウミラーを結成してきたのだから、それこそ現在のシャドウミラーの中で最古の知り合いと言える。
いや、最古ってのは色々と不味いか?
ともあれ、一番古い知
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