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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第90話
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聖槍を放った!

「チィッ!?………グッ!?」

攻撃に気づいた空の勇士は回避しようとしたが、シュヴェルトライテが放ったクラフトの攻撃範囲はあまりにも広く、回避できずダメージを受けて表情を歪めた。

「フッ………これがかの”ヴァルキリー”の力か。”神”にも等しい力を持っておる………だが………儂にも竜族としての誇りがある!オォォォォォ―――――――ッ!!」

表情を歪めていた空の勇士は不敵な笑みを浮かべた後、雄たけびを上げた!すると空の勇士は巨大な竜の姿になり

「オォォォォォォ…………!」

口にすざましい純粋のエネルギーを溜め始めた!

(くら)き大地を清める浄化の光よ………今こそ我が槍に集え!」

一方シュヴェルトライテは槍にすざましい光を溜め始めた!



「グオオオオオオオオオオ――――ッ!!」

そして巨大な竜となった空の勇士は全てを破壊し、大地をも切り裂く超越したブレスにしてSクラフト―――カタストロフブレスを放ち

「神技!ヴァルキリーストライク!!」

シュヴェルトライテはリースのSクラフト―――ヘヴンストライクを参考にし、習得した大地をも切り裂く超越した浄化の光を放つSクラフト―――ヴァルキリーストライクを放った!2人が放った超越したエネルギーはぶつかり合い、超越したエネルギー同士による一進一退の攻防になった!

「オォォォォォ――――ッ!!」

竜となった空の勇士はさらにブレスを吐き続ける自身に気合いを入れ、ブレスの威力をより強くし

「ハァァァァァァ………!!」

シュヴェルトライテもさらに魔力や神力を高めて自分の技の威力をより強くした!そして拮抗を続けていた超越したエネルギーの攻防はシュヴェルトライテが放ち続けるエネルギーが徐々に圧し始め、ついに空の勇士が放った超越したエネルギーのブレスを圧して行き、空の勇士に襲い掛かった!

「グギャアアアアアア―――――――ッ!?」

超越した聖光のエネルギーをその身に受けた竜化した空の勇士は超越した爆発に呑みこまれながら、悲鳴を上げた!

「…………………」

その様子を見続けたシュヴェルトライテは踵を返したその時!

「そこじゃあっ!!」

「!?グッ………!?」

なんと全身ボロボロの空の勇士がクラフト――――玄武の滅燐撃による強烈な一撃をシュヴェルトライテの背に命中させ、命中したシュヴェルトライテはダメージと衝撃によって表情を歪めた後

「ハアッ!!」

「ガッ!?………カハッ!?」

クラフト―――アングリアハンマーを再び放ち、強烈な雷を至近距離で受けた空の勇士は地上へと落下し、叩き付けられ

「フフ……儂の竜族としての誇りを見せてやったぞ………ヴァルキリーよ………」

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